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のだめ
2014年01月24日(金)
「のだめカンタービレ」はおととい読んでた。パリにいくまでは夢中になって読んでいたが、音楽漫画といえばくらもちふさこの往年の「いつショパ」だったけど、そんなのメじゃないくらい(いや、くらもちふさこ、大々々好きなんですが)、音楽がたんに背景や小道具として使われるんじゃなく、音楽が音楽として全面に立ち上っている、うんちく漫画の最高峰の一つ、として評価してたんだが、パリにいってからの話はてきとうに読んでいたのであった。そしたら、おととい、20とか21とか22とか23巻とかを読みかえしてみたところ、こんなにすごかったのかと自分の読み方を反省した。千秋の役割やシュトレーゼマンの役割、Ruiの役割も、うまくきちんとはまりこみ、それがいちいち音楽ときっちり結びついておる。まるでジグソーパズルのような(別にこないだやったからこの比喩を出してきたわけじゃない)快感を感じつつ、大団円にむかったのである。シュトレーゼマンとファウスト(のメフィストフェレス)が重なるところなんかぞくぞくした。しかも千秋よりのだめのほうが、天才、成功、という話のもっていきかたに、とてもとてもとてもとても好感を持った。
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