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伊藤製作所「豆畑支所」
   
 

一日券を活用した

2013年12月15日(日)

「チャイコフスキー」つまんなかった。寝てしまった。音楽は生ぬるくてダンスはあまりにクラシック、引用もなんだかなという感じで、古典使って現代やってる意味ないじゃん、かえったろかと思ってるうちに、ボレロみたいな円卓の周囲で、男だけがわらわらと踊りはじめ、赤い服の男の子がでてきて、そこは振り付けもすごくかわいくて、いっぱい拍手してしまったぢゃないか。ドイッチェ歴史博物館は、まず受付のおばさんが、昔ポーランドでさんざんいやな目にあったような、冷たくて融通のきかない東側的官僚的おばさんで、気圧された。ルターの前後しか見るつもりはなかった。クラナッハの描いたルターの肖像画は親鸞そっくりで、妻は恵心尼かと思うほどで、すごくよかった。必死で英語の説明よんで集中して展示ものを見てるうちに30分くらいで疲労困憊してしまった。そういえば上野の親鸞展も、あんまり一所懸命見過ぎて、30分くらいで疲労困憊していっしょに行ったM子に何かいわれたっけと思い出した。「ルター後の生活」みたいな特別展開催中だった。でもそっちの解説はほとんどドイツ語で歯が立たなかった。感動したのはウンターデンリンデン、だだっ広い大通りで、激しく改修中だったけど、壮大さはちゃんとわかった。こないだ来たときもたしか改修中だった。終わらないと見える。そしてうろうろしてたら、こないだBに連れていってもらったフランス聖堂、ドイツ聖堂のある広場にたどりついて、案外せまい地域をうろついていたのだということがわかった。それからMitte(中央区)とはいうものの、旧東ベルリンど真ん中(なにしろ最寄り駅の名が「マルクス主義博物館前」だ)の画廊にいって、つれあいの絵をみた。性格の悪い爺いだが絵はいいのだ、すごく。そのへんの光景がなんとなくワルシャワの前住んでいた住宅地みたいに荒んでいて、なつかしかった。それからズンバにいったら、今までとったことのない先生で激しいのなんの。疲れはてた。それから学生Mに会いに行き、親鸞の話に花を咲かせ、おもしろい、頭のいい、なんにでも好奇心のある男の子で、こういう日本文化に熱心な若い人はほんとにうれしいのだ。京都に留学していたから京都弁つかうのがおもしろかった。そこからStaatsoperにいった。帰り、地下鉄のなかで本を読んでいたらまた乗り過ごした。きょうはじめて地下鉄の1日券を買った。3回のるんなら、1日券のほうが安くなるが、きょうは6回乗って、有効すぎるほど有効に使えた。アインシュタインカフェというスタバみたいなところで、アップルシュトルーデルを食べたが、そのうまさたるや、スタバやPeet's(カリフォルニアのスタバみたいなところ)の食べ物の比ではなかった。

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