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レッドウッド
2012年06月21日(木)
しかしやはりなんといってもレッドウッドの森がつぎつぎに現れてきたあたりはすごかった。セコイア国立公園はいちおう「国立公園」なので、こっちも身構えていくけど、オレゴンからカリフォルニアにいたるレッドウッド群は、ふつうの高速道路の周辺にぞくぞくと現れ、もうなくなったかと思うとまた現れ、セコイア国立公園の「シャーマン」ほどぶっとくはないが、それでも千年くらいは生きてるかと思えるような木がどんどん道端に立っており、車をとめて眺めることができるのであり、眺めていると足元に咲いてる花や群れている葉がじつにきらきらとして、しかも幼木の新芽がいくらでも生え出ていて、それは、小さなおててをひろげたような、なま緑で、いきいきとしてこれから伸びるのであった。 何人もからその道(101)はすごいから通るべしといわれ、じっさいすごかった、海はひろがり、波は寄せ、崖は切り立ち、小島はつらなり、そして一転内陸に入ると、草木の生い茂る畑地であり、野原であり、森であり、川が流れ、湖水は深く、うちのほうではとんと見ない標識「ELK」がときどきあらわれた。エルクに注意せよということなのであった。エルク、エルク、出ておいで、でないと目玉をほじくるぞと歌いながら、そこいらを駆け抜けた。
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