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一路
2012年06月19日(火)
あしたは12時間くらい走らなくちゃいけないのでよく眠らないといけない。でもおとといブヨに刺されたところが腫れ上がっておそろしくかゆいので目が覚めてしまった。101から外れた森の中の小さなモーテルにいる。その名もシャーウッドの森モーテルだ。薄闇のなかでvacancy のサインにつられて入っていったら、あと一室しかない、禁煙室だが、こないだだれかが吸ったらしくタバコ臭い、それでよければ、といわれた。しかたがないので、そこに泊まることにしたが、なかに入ったトメが、これはタバコではない、マリファナ臭いのだといった。なんであんたそんなこと知ってるのというと、カリフォルニアの子どもはみんな知ってると堂々といっておった。臭かった。 ポートランドからここまでひたすら101を、レッドウッドの森をみたくてつっ走ってきた。暗くなりはじめたのでここに宿を取った。ほんとうはゆっくりユーレカの町にでもとまって、あしたはカノコのところにとまって帰るつもりだったけれども、トメとふたりで、もう一刻も早く帰りたい思いにとりつかれて走り抜いた。あちこちで見たオレンジ色のユリは土着だった。どこにもかしこにも咲き終わっているシャクナゲもまた土着だった。レッドウッドももちろん土着だ。そこかしこに群生しているジギタリスは帰化植物だった。
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