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すごくいやな夢

2012年05月15日(火)

すごくいやな夢をみてねっとりとした不安にさいなまれて目が覚めた。どこかの海辺で、帰国する手段がなくて困っていた。違法手段で入国したので、出国もまた違法手段によらねばならず、それがみつからないのであった。日本には父どころか母も待っていた。自分は大丈夫だろうと思ってても、大丈夫じゃないことが(ほかの人々と同じように)あるわけだし、これ以上にっちもさっちもいかないという局面に追い込まれることは自分には起こらないと思っていたが、そのとき(今こそそれが起きている)になってみると案外とほかのいろんな局面にいるときと変わらぬものだ、こうやって万策尽きて人は滅んでいくのだなという感想に追い込まれていくのが、ほんとにこわかった。たんたんと風景はあり、風がふき、波が寄せて返した。手は血まみれだった。男の髪の毛を丹念にほぐし、梳かしたり編んだりしていた。

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