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中沢けいコラム「豆の葉」
   
 

教えてもらいました。

2009年02月05日(木)

 私が救急車の中で聞いた「STが下がっています」の「ST」について、伊藤比呂美さんが熊本文学隊のメンバーのお医者さんからのメールを回送して下さいました。「ST」は心拍数のことではないそうです。正しくは以下のとおりとのこと。いただいたメールを貼り付けます。伊藤さん、それから「ST」について教えてくださったお医者さん、御教示どうもありがとうございます。

〜〜〜〜以下 いただいたメール〜〜〜


> STというのは、心電図のST部位という場所のことで、ST
> が低下
> しているというのは、心臓の血管が閉塞しかかっている疑いが
> ある。ことを間接的に示すサインです。
> 胸の痛みがあって、救急車の簡易的モニター心電図でSTが低下
> しているということは、急性心筋梗塞などの心臓の救急疾患が
> 強く疑われるということで、大急ぎで循環器内科がある病院に
> 運ばれることになります。
>
> ちなみに、心拍数はHR(HeartRate)になります。

〜〜〜〜〜〜以上 いただいたメール終わり〜〜〜

 靴下と格闘した息子にもちゃんと教えておくようにします。それにしても救急車というのは良く出来ているものです。感心してしまします。

それで救急車の中のことをもうひとつ思い出したのです。搬送先の病院が決まるまで、少し手間取ったのですが、そのとき、救急隊の人が「何にこだわっているんだろう?」と首をひねってから「逓信病院に横付けしちゃおうか」と言ってました。法政大学の隣りは逓信病院で、病院に救急車を横付けしておけば、もしもの場合には医療行為ができるお医者さんがいるわけです。これは実行されませんでしたが、いろいろと考えてくださるのだなあと、救急隊の皆さんに感謝しています。

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