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クレジットカードの与信引き下げ
2008年11月18日(火)
デパートで買い物をしたら、このカードは使えませんといわれたのは10日ほど前のこと。 「この頃、こういうことが多いんですよ」 と店員さん。 たぶん与信枠(いわゆる限度額)いっぱいまで使ったのだろうと、あとでクレジットカード会社へ確認をするつもりで、すっかり取り紛れていました。それにしてもそんなにお金を使ったことがないのに、どうしてだろう? と首をひねってました。
クレジットカード会社はその時の金融情勢に応じて、与信枠を広げたり、引き締めたりしていることを以前、説明してもらったことがありました。問い合わせをしなかったのは、このところの金融危機で、たぶんそんなことだろうと高をくくっていたところもありました。
今日(18日)になって、ロイターがクレジットカード会社各社が与信枠の引き下げや、貸し出し利率の引き上げをしていることを報じていました。アメリカではクリスマス商戦がこれから始まるのですが、今年はどこも売り上げの落ち込みが予想されているそうです。さらには消費者がクレジットカードを使ってクリスマスを乗り切り、年明けに債務不履行に陥ることも予想されるので、クレジットカード会社は与信枠を引き締めているというロイターの記事でした。というよりも、その記事のニュアンスは、クレジットカード会社そのものに与信の体力がないというものです。貸し渋りをせざるをえないというニュアンスでした。
個人の消費者への与信は、企業の運転資金などにくらべればずっと小さな規模でしかないのに、それでも、与信の引き締めをしなくちゃならないところまで来ているということでしょう。
デパートの店員さんが 「このごろ、こういうことが多いのです」 というくらいですからかなりの広がりがあるのではないのでしょうか?それでどうしたかと言えば、その時はふだんはあまり使っていないもう一枚のクレジットカードで支払いを済ませました。
子どもが小さくて、クリスマスを楽しみにしていた次期にはクレジットカードを使って、支払い時期をずらして、お金の不足を切り抜けたこともありました。クレジットカードの使い方の本などを見ると不足を補うためにカードを使うのは、あんまり褒められたことではないのですけど、そういう使い方をしている人って多いのではないでしょうか。だとすると、この冬はあてがはずれたり、番狂わせであわてたりする人が多くなるでしょう。尋常じゃない事態がもっと目の前に押し寄せてくることでしょう。
個人向けのクレジットが貸し渋りから貸しはがしに発展するなんてことは想像しにくいのですが、起きるとしたらどんな形でおきてくるのでしょうか? そういうことも少し想像しておいたほうがよさそうな気がしてきました。
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