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すずかけ 松の木 柿の木
2007年01月29日(月)
なぜか、ああ、ここの一本の木が生えていたなあとよく覚えている木があります。一本目はすずかけの木。川越街道の旧道ににょきっと一本だけ生えていました。なんか生え方が唐突なんです。木の前を通るたびに退屈そうに生えているなあって思いました。切り倒されてマンションが建ちました。
柿の木は、川越街道の新道のほうにあって、梅雨の季節になるとたくさん青い柿の実が落ちていました。柿の木の枝の下をくぐって煙草を買いに行くというのが、いつもの習慣でした。月夜の晩などは妙にさわさわと何か言っているような気がしました。切り倒されてコンビニになりました。そのコンビニも今は閉店しています。コンビニが閉店してからコピーが不自由になったのですが、パソコンで使うプリンターを買いにいったら、なんとA4サイズまでコピーできる機能付きのプリンターが3万円で買えてしまいました。
松の木が生えていたのは、家の向かい側の崖の斜面でした。この松の木が夏の間はそれほど目立ちませんが冬になると青々としています。やや、うつ状態の頃、この松の木を眺めているとなんだか気分がよくなりました。ともだちみたいな松の木です。去年の夏に切り倒されました。今はマンションの建築工事が始まっています。ともだちがいなくなっちゃったので、引越しをしようかなって、時々、思ってます。松の木のあとに立つマンションに引っ越そうとは思いませんけど。
木の床をがたがた踏み鳴らすような喫茶店がだんだん減っちゃったのを、木の姿を思い出していたらついでに思い出しました。お前は歩き方がうるさいってよく言われたものでした。
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