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中沢けいコラム「豆の葉」
   
 

ローライズ

2006年09月24日(日)

 伊藤比呂美さんのいるアメリカでも、ウェストではくスカートよりも腰骨あたりに引っ掛けるローライズのボトムが流行ってみるみたいです。で、私も持ってます。ローライズの半ズボン。でも、ねえ、腰骨で履くとお腹がはみ出しているように見えちゃって。見えるっていうか、完全にはみ出している。絶対にそれで外は歩けません。ああ、これをちゃんと着たいなあって時々、うちで着ています。来年の夏にはなんとかなるかしら?

 女の子のローライズはぺたんこなお腹でにっこり笑っているおへそを見せたいという感じかしら? つまり「お腹」をほこりたいのですが、私は別の意味がお腹が勝手に誇っているって。ま、そんな感じです。

 問題は男の子のローライズのジーンズ。どうせ足が短いなら思いっきり短く見せてやるという開き直りを感じます。すらりとした足の持ち主まで短足でよたよた歩いている。で、きれいなお腹を見せるのではなくて、お尻の割れ目が見えそうなのもあるし、おまけにダメージジーンズって最悪。大学のエレベーターの中などで、出会った時には、ズボンを下ろしたくなるし(ズボンを脱いで洗濯しなさい! と言いたくなる)まったく困ったものだ。中国の赤ちゃんがズボンを下ろさなくてもおしめを変えられる下穿きを履いていますが、あれにそっくりです。長い足がもったいない。

 時々、へんなものが流行るなあって、おもしろいようなおもしろくないような、そんなところです。来年はローライズのボトムが履けるようになっているかしら?それから今、ローライズのボトムを履いている若い人たちも年をとったら「そんなローライズなんて年寄り臭い」なんて若い人から言われる時がくるのかしら?

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