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中沢けいコラム「豆の葉」
   
 

お正月は終わり

2006年01月09日(月)

 明日、あずきのお粥を食べて、お正月は終わり。松飾も取れます。三学期っていうのは寒くて学校に行くのがいやな季節でした。で、学校の時間割というのが苦手だったことを思い出しました。

 時々、家族から「異常」な集中力と言われます。そう言うと聞こえがいいかもしれませんが、ともかく集中して原稿を書いたり本を読んだりすると、まったく外界で何が起きているのか解らなくなちゃったりします。で、そんなばかみたいな集中力がどのくらい続くかというと6時間が限界みたいです。さすがにお腹が減るしトイレにも行きたくなるしで、そのあとはただぼうっとしてしまいます。家族が「異常」な集中力というのは、このふぬけ状態をさしているのです。正確に言えば異常な集中力を発揮したあとの「ぬけがら現象」です。

 学校に時間割というのは、そういうことにならないように適度に学習して適度に休みという形になっています。小学生の時からあれが嫌い。細切れに何かをやらされるのが嫌で嫌で仕方がありませんでした。

 ところが、どうしたことがこの頃、細切れ型になってきているのです。ちょっと原稿を書いて、ちょっと本を読んで、ちょっと書類を書くという感じ。小学校入学から40年目にしたようやく学校型時間割になれてきたのでしょうか?それとも単なる老化による集中力の低下かしら?

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