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中沢けいコラム「豆の葉」
   
 

大芋煮会

2006年01月08日(日)

 ゼミ生が集まって我が家で芋煮会をしました。正直、3LDKの我が家に20名ちかいゼミ生がよく入ったなと、言い出した私が驚いています。これじゃあ、芋煮じゃなくて「芋の子を洗う会だぁ」という陰口さえ聞こえてきそうですが、全員が入っただけでもすごい!という感じです。

 豪雪の東北のお住まいの皆さんは今頃、芋煮?家のなかで?外でやらなくちゃ芋煮じゃないよというかもしれませんが、もともとはゼミの時に芋煮の話題が出て、まったく知らないという人もいたので、それではどんなものか作っていようということになったのが始まりです。最初は戸外のつもりだったのですが、日暮れまでの時間が短いし、もし雪でも降ったら、芋煮どころじゃないというので、家の中で味だけ試そうということになりました。ほんとうはお天気の良い秋の日に川原などで、楽しむものだそうです。冬が長いから、秋の日を惜しむ気持ちもあるのでしょう。

 豚肉お味噌味、牛肉醤油味(これは私がレシピを誤解していて、よく聞いてみるとすきやきみたいな味に煮付けるのだそうです)牛肉味噌味と三種の芋煮を作ってみました。10キロ以上のサトイモを消費しました。つまりみんな食べてしまったということ。前日にサトイモの皮むきの手伝いに来てくれたゼミ生が、こんなにたくさんのサトイモの皮をむくのは一生にこれが一度きりかもしれませんなんて言ってました。

 で七草。最後は七草粥を締めくくり。もう食べられないという人にも無理やり七草粥を食べさしてしまいました。薄いお粥だったんです。3合のお米を20人ぶんのお粥に炊いたのですから。でもお粥も大量に作ると小人数分よりもずっとおいしい。料理って量がまとまって出てくる味があるのです。

 そいうわけで大芋煮会。お手伝いいただいたゼミ生の皆さん、どうもありがとう。春になったら、発作的お花見会をぜひしましょう。

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