|
|
|
|
|
|
仕事をしないで
2005年08月14日(日)
仕事をしないでテレビを見ているなんて、叱られそうですが、この一週間で、郵政民営化は結局、郵政の、とりわけ金融、保険部門の解体、縮小であり、ひいては公共投資中心の金融システムから、民間投資中心の金融システムへの転換の糸口だということが公然と議論されるようになってきました。
明日は終戦記念日ですが、靖国問題がクローズアップされていて、昨晩と今夜とNHKスペシャルを見ていました。これも戦死者の名誉と戦没者の追悼という二つの事柄を整理する必要があることがはっきりしてきたという点で、これまで公然と語られなかったことが、議論の俎上に乗ってきたとようです。
議論というのは、けんかではなくて言葉を生み出し、知恵を生み出し、ひいては感じ方というものを作って行くものだという眼で眺めているとこの数日はかなりおもしろい展開をしています。まるで淀んでいた川が流れ出すように、淵から瀬に流れが差し掛かるように、言葉が生まれて行く瞬間を眺めている感じです。
物語というのは、こうした議論の生み出した感受性の向こう側に存在しているものなのでしょう。
↓前の日記
/ 次の日記↑
|
|
|
|
|
|
|
|
|