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頭の話
2005年07月21日(木)
森鴎外は奥さんに「なんでこんなに本を買うのか?読みきれないほど買ってもしょうがないじゃない」と言われて「馬鹿!俺の頭だけじゃ足りないから本を買うんだ」と答えたそうです。
聖ロカ病院の精神科医の大平健さんは「病理学ってのは個人の頭だけを調べるけど、だからわかんないことがおおくなるんです。人間は他人の頭も利用して生きている生き物だからね。何か忘れた時に、ほかの人に尋ねたりして思い出すかわりにするでしょ。あんなふうに一人の頭だけじゃなくて、他人の頭も使って生きているんです」とおしゃっていました。
パーソナルメディア社のHさんは「携帯電話っておもしろいですね。これって、誰も電話番号を覚えようとしないでしょ。マシーンに記憶させてあるから。なんだか頭の中身を携帯電話のほうに出して使ってみるみたいですね」とおしゃっていました。
人間の頭ってのはもともとネットみたいになっているんですねえ。なるほど、なるほど。そう考えてみると時にはみんなの頭が悪くなっちゃうコンピュターウィルスみたいな人間どうしの悪いコミニュケーションもあれば昔から「三人寄れば文殊の知恵」というくらいに、頭を二倍にも三倍にみ使えるようになるコミニュケーションもあるんですねえ。
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