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中沢けいコラム「豆の葉」
   
 

ひとりの時間

2005年07月20日(水)

 ここのところ、ほかの人と一緒に仕事をする時間がふえています。すると、不思議なことがおきました。ひとりになると頭の中がからっぽになっているのです。何も考えていないというと、無念無想などを連想していいことのように思う人もいるかもしれませんが、そうじゃなくて「からっぽ」とか「あほ」とか「ばっかみたい」の類いです。

 会社に勤めている人が、社内のうさわばなしや人事の話が好きな理由が解るような気がしてきました。なんであんなに人事がらみの話がすきなんだろうって、不思議に思っていたのですが「からっぽ」とか「あほ」とか「ばっかみたい」の状態の頭に浮かぶのは、たいてい直近の過去に体験したことばかりで、人と共同で仕事をしていると、自然に一緒に仕事をしている人の顔や態度が浮かんでくるんです。なろほど、こんな心理状態だったのかと改めて納得してます。

 そうしてみると、ひとりの時間ってのは、頭を良くする時間なのかもしれません。うまく言えないのですが、ひとりの時間は頭のご飯の時間で、ほかの人と共同で仕事をする時間は頭の体操の時間みたいなイメージです。
頭のご飯の時間をちゃんととらなくっちゃ、カロリー不足になってしまうのでしょう。きっと、そんな感じですい。

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