|
|
|
|
|
|
坂村 健
2005年05月28日(土)
久しぶりに坂村健さんにお目にかかりました。一年ぶりくらいかな。お元気です。いつもお会いするたびにすごいエネルギーだと、なんだか圧倒されてしまいます。
来月創刊される「表現者」で、「道具と仕事と眼」という連載を始めます。創刊号は陶芸家の角りわ子さんにお話を伺いました。道具を作る人にお話を伺って行こうという連載です。コンピュターは「道具」ということで第二回目は坂村さんのお話を伺いました。お話の内容は「表現者」のほうでご覧下さい。と言ってもまだ昨夜の今日で、原稿は書いていないのですが。
で、その原稿では書けない話。坂村先生、パーソナルメディアの皆さんや、トロンに関係した皆さんがそう呼んでいて、その発音がほんとに親しみがこもるので、なんとなく私もそれに習うようになってしまいました。その坂村先生は食べることも飲むこともお好きで、ワインがお好きで、食べながらお話することがお好きで、なんだか地球が3倍の広さになるような気がしてくるから不思議です。よくネットによって世界は狭くなったという話を聞きますが。坂村先生とお話をしていると、コンピュターは世界を広くするという感じがします。 最後はコンピュターを愛しているんだというお話になりました。だから、コンピュターの悪口を言われるとつい頭にきちゃうということで、その気持ちはコンピュターの苦手な私にもよく解ります。たぶん、この「愛している」というのが、世界を広くしているいちばんのミナモトなのではないでしょうか。「愛している」というのは単なる感情ではなくて精神(スピリッツ)の核心にある燃える火みたいのものとか、なぜか坂村先生とお話をしているとぼんぼんいろんな比喩が私の頭の中に飛び交うのです。自分の頭が良いというだけの人は世の中にたくさんいますが、話すだけで人の頭まで良くしてしまう人はそんなにたくさんいません。
↓前の日記
/ 次の日記↑
|
|
|
|
|
|
|
|
|