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中沢けいコラム「豆の葉」
   
 

赤く咲くのは芥子の花

2005年05月21日(土)

 赤く咲くのは芥子の花って昔、藤圭子が歌ってました。歌田ヒカルのお母さんって言ったほうがいいんでしょうか。で歌は「どう咲きゃいいの この私」って続くのですが、それはさて置いていて、今年の路傍でずいぶん芥子の花を見かけます。ここの管理人豆蔵ことながしろばんりさんのホームページでのそれに触れていました。ながしろさんのホームページの芥子の写真があります。

 芥子は麻薬の原料となるので栽培が禁止されています。藤圭子が芥子の花の歌を歌っていた頃はまだそういう法律がなくて、私が小学生の頃に栽培が禁止されました。昭和40年代前半です。で、芥子にもいろんな種類があって、駐在所の掲示板に芥子の種類を解説したポスターが張ってありました。植物図鑑みたいできれいなポスターで、指名手配や行方不明のポスターといっしょにならんでいると絶大な違和感がありました。

 私の家の庭にも大きな芥子の株があったのですが、その法律ができたので、根こそぎ引き抜いたのを覚えています。最近、街で見かける芥子は小型のひなげしの類いですが、これも確か麻薬の原料になったような覚えがあります。園芸種のポピーなどは麻薬の原料にはならないのですが・・・。それにしてもどうしてこんなに芥子の花があっちこっちに咲いてしまったのでしょうか?

 どんな花なのか見たい方は、リンクページからながしろばんりさんのホームページにどうぞ。
 ながしろさんは芥子の栽培が禁止されてからこの世に生まれ出てきたので、芥子の花をみたことがなかったようです。

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