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中沢けいコラム「豆の葉」
   
 

ミモザにマーガレット

2005年03月21日(月)

 花粉症ってもう国民的な病気みたいです。日曜日に薬屋さんにいったらレジは花粉症対策の品物を買う人の行列でした。私も欲しいのはマスクに目薬にローションテッシュだったんですが。私はくしゃみていどのすんでいますが、娘と息子は重症で、家の中でも立体マスクをしています。

 銀行の入り口には「恐れ入りますが、入店のさいはマスク、めがねなどはおとりください」の張り紙。ははん。花粉症と強盗の区別がつかないのだなあって笑ってしまいました。

 で、買い物のいちばん最後はお花屋さん。この頃、花も野菜と同じで季節のあるものが少なくなりました。なんとなくこの季節しか買えないもを選びます。で、目についたのがミモザ。この花、昔は嫌いでした。もしゃもしゃした感じが、なんだか黄色い毛虫みたいな気がして、なんであんなにミモザをロマンチックに書いた詩があるのだろうって思っていました。ところが、だんだん好きになってきて、どうしたわけだろうと思っています。で、たぶん、これを買って帰ったら「花粉を連想する」と文句がでるだろうなあと、考えはしたのですが、やはり買ってしまいました。

 ミモザとマーガレット。やっぱり、家では花粉、花粉のだい合唱でした。「花粉症になってみないと解らないよ!」だそうで、ううん、まずかったなあと後悔しきり。にもかかわらず(今日は逆説の接続詞のオンパレードになりそうです)ミモザとマーガレットの組み合わせは春らしくて素敵です。

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