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中沢けいコラム「豆の葉」
   
 

オーストラリアはこれから冬

2005年03月22日(火)

 スタッフ・ルームに九十九里の和さんからオーストラリア旅行のおみやげのお話をいただきました。以下、九十九里の和さんの旅日記です。

「某月某日成田。行ってきまーす!夜行便でメルボルンへ!翌,
某月某日午前、メルボルン着。早速レンタカーを手配し、驚き!ニッサンのマニュアル車!坂道発進の恐怖!クルーズコントロールも無し!でも、右ハンドル、左側通行!スピードはKm / h、ガソリンはリットル!日本車が多いのも納得!市内へ!
いつものこと、最初の日の宿は惨めな思いをしないですむように、事前に日本で手配!12時ちょっと前にチェックイン!約束の13時に待ち人現る(何かドキドキしませんか?)!変わらず元気そうなので安心する!彼女は退職後、オーストラリアへ留学、現地の教職をとり、現在地元で理科の教師をしている。思い出話などをして一時を過し、市内へ!散歩、食事、メルボルンは素敵な街でした。
 翌日、フィリップ島へドライブ。カンガルー日和ならぬペンギン日和!帰り道、メルボルン郊外で彼女を捨て市内へ!えっ!リリー?いいえ!彼女は私のリリーではありません!!ただ、異国で一人で立派にやっている彼女も、彼女の生き方も素晴らしい!でも、頑張れとは言いませんでした。思いのままに!
 次の日の早朝、レンタカーでメルボルンからシドニーへ向け出発!その日は辿り付けず。途中の海のリゾート、ベイタマンズベイに宿泊!海辺の宿、波を枕に早々にご就寝!早朝ひたすらシドニーへ!走行距離1100Km!シドニーは大都会!!ご存知ベイサイド、ハーバーブリッッジ、オペラハウス、夏の太陽サンサン、美しい街!
 翌日、シドニーから飛行機でアリス・スプリングスへ!飛行場へ降り立った時、呼吸困難になるほどの熱さ、サウナに入った最初の時の、あの感覚!とにかく暑い!38℃!暑い!
でもぐに慣れ、レンタカー(今度もニッサン!でもオートマ、クルーズコントロールあり!一安心!)で街の中心へ行き、エアーズロックの宿を確保!アリス・スプリングスはエアーズロックまで約500Kmの宿場町!オアシス!
さあー、炎天下の砂漠のドライブ!クルーズコントロールを110Km / hにセットし(スピードメーターは220までありましたが)、スチュアートHWYをエアーズロック目指してぶっ飛ばす!事前の調査で500Kmの間にガソリンスタンドは三つ!そのつど給油!日本車は燃費がいい!でもこうなるとアメ車のように燃費よりタンクのでかい車がいい!マイル、ガロンは頭にくるけど!途中何回も路上でバーストしたタイヤやカンガルーの死体をみる!雲がきれい!目的地手前1時間くらいのビューポイントで砂漠の中に突然巨大な岩、エアーズロックが見えました、感動!
エアーズロックリゾートは高級ホテルからキャンプ地までそろっている。キャンプ地のロッジにわらじを脱ぐ。その日は夕陽を見て、おやすみ!次の日は、早朝ウルルへ出発!朝日を見て、エアーズロック登山!日本語で「登らないで下さい」との立看!その下に「どうしても登る場合は、次のことを守ってください」“とにかく水を飲め”だの注意書き。往復2時間!素晴らしい眺めでした。“亜紀!やっと来たぞ”宿に帰って朝食!そして日中は洗濯、プールなどに入って、リゾートライフ!プールには、 登山の時にいっぱい見かけた日本人は一人もいませんでした。今頃、バスにゆられて観光ケジュールを“こなして”いるのだろうか?リゾラバは?出会えませんでした。夕方、オルガ山へ!いました!おそろいのリュック、おそろいの水筒を持った日本人の団体、約20名!水を飲め、飲めと促しているガイド、それに従って全員で飲んでいる姿は、悲しい!風の谷(宮崎アニメ「風の谷のナウシカ」はここが舞台?)など見学し、夕陽を見て、宿に帰ってきて夕食、その後、星座教室に参加しました。南十字星、マゼラン星雲などなど、大航海時代に思いを馳せました!
翌日、再びアリス・スプリングスへ、途中、道路を横断するカンガルーの親子に出会いました。ハッピー!But no Koalas !ここから飛行機でアデレードへ!アデレードでは日本人でいっぱいのバックパッカーズ(バッパーというらしい)宿に泊まりました。この街はすでに秋?宿のおやじ曰く、unusually!落ち着いたいい街でした。
  次の日、電車でメルボルンへ向いました。この国では電車の旅は贅沢?ベテラン達がゆったりとした旅を楽しんでいました。日本人が失ってしまった!スローライフ!メルボルンまでThe Overland号での13時間、飽きることも無く快適な電車ライフ!メルボルンでは宿無し!F1グランプリ・メルボルンが行われていて、この街には宿は無い、空港で寝ろ、と言われました。しかたなくBARで食事をし、カジノで朝方まで過し、空港でシャワーと仮眠をとる。まるで「エアポート」。カジノの宿代は高かった!旅の醍醐味でした。ははは!
メルボルンから飛行機でブリスベンへ!ブリスベンはトロピカルな雰囲気!トロピカルは日本だと“熱帯風の”とか南国をイメージするが、この国では北国!日本人が多くいたのですが、これまで他の街で出会った人種と違い、サーファー?ヤンキー?さすがグレートバリアリーフを抱える街!案の定、パスポートサイトで帽子をとれと言われている学生風の日本人を多く見かけました。悲しい日本人!私はメルボルンやアデレードがいい!
ブリスベンから成田。スッチーの仕事ぶりや上下関係を垣間見、見たかった映画「レイ」を見ながら帰国!ただいま!」

 いやあ、なかなか愉快に旅行だったみたいです。退職後に外国で教師をするというのも勇気が入りそうですが、ひとつの仕事だけで一生を終わるよりも、豊かに人生が築けそうですねえ。

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