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ジュンク堂のテラス
2005年03月01日(火)
3月になりました。まだ、しばらくは寒い日が続きますが、今月も下旬になると陽気の良い日があります。 池袋のジュンク堂の4階にある喫茶室からテラスにでることができます。周囲は池袋の裏路地でビルばかりで決して眺めがいいとはいえませんが、裏町の静かさがあります。なによりも広々としたテラスに流れる空気が気持ちいいのです。ちょっと暖かくなったら、ここで買った本をひととおり眺めるのが楽しみになります。
喫茶室のある本屋さんはいろいろありますが、テラスのある本屋さんはちょっと珍しいです。池袋はジュンク堂、リブロ、旭屋と大型書店がそろっているにもかかわらず本屋さんの町というイメージができません。町全体が本屋さんの町という感じのする神田とは対照的です。西口にあった芳林堂は私にとって懐かしい本屋さんで、年中、ここの階段を上がり降りしていましたが、今では雑居ビルになっています。
ジュンク堂のテラスから見える池袋の裏町はそのまま雑司が谷の墓地や鬼子母神につながっている町です。しんいと静まり返った裏町にそよ風が吹くとここが江戸の町の郊外で、田んぼや畑がいっぱいあった頃ののどかさが風の中に潜んでいるように気がします。きっとその風の吹き抜けて行く方向というのはビルが林立する町になったも変わらないものがあるのでしょう。
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