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朝鮮半島
2016年01月02日(土)
正月早々にたいへん恐縮ですが、もの言わざるは腹ふくるる心地と申しますので、御勘弁願います。 南北の軍事境界線の地雷爆発で韓国兵士2人がそれぞれ両足切断、片足切断の重症を負ったのは2015年8月のことでした。これをきっかけに南北が軍事的緊張を高めたのは皆さま、ご記憶のことでしょう。この軍事的緊張を和らげる役割を果たしたのは北朝鮮の対韓国政策統括の金養建氏だそうです。 この金養建氏が暮れの29日に交通事故で亡くなったそうです。
25日 岸田外務大臣の韓国訪問と慰安婦問題協議の妥結のニュースが突然流れ出す。 27日 慰安婦問題協議について、憶測情報が流れ、韓国政府が抗議。 28日 岸田外務大臣韓国訪問。日韓外相会談。1時間程度の協議で従軍慰安婦問題の妥結を発表。 同日 中国が日韓の協議の妥結を歓迎 29日 米国が従軍慰安婦問題の妥結を歓迎するメッセージ 同日 岸田外務大臣の「ユネスコ世界記憶遺産に慰安婦資料登録はなくなった」という趣旨の発言に韓国が抗議 30日 韓国が慰安婦協議妥結について日本の「少女像撤去の約束が「ねつ造である」として抗議 同日 少女像が撤去されなければ、財団設立の資金10億円を支払わないと日本政府高官が発言。首相補佐官だと言われています。 同日 慰安婦支援団体の抗議活動活発化。ソウルの日本大使館が入居する建物へ入って抗議した学生30名が逮捕される。 同日 北朝鮮が金養建氏が交通事故で死亡と発表 31日 北朝鮮で金養建氏の葬儀に金正恩氏出席 同日 朴槿恵大統領が国民に向けて妥結を冷静に受け入れるようにメッセージを発表 同日 米国、日本についで中国とホットラインを開通させる。
以上のような流れになっています。今年の秋から冬にかけて日本海側の海岸には白骨化した複数の遺体を乗せた北朝鮮の船が流れ着いています。週刊新潮によると金正恩氏が漁業捕獲量の増産を指示したために無理なノルマを課せられた漁民だということでした。 金養建氏は29日の18時に交通事故で死亡とされていますが、このニュースがどこまで信じられるかも、多くの疑問の余地が残っています。死亡したこと、それから、粛正ではないことはほぼ事実でしょう。いつ死亡したのか。29日以前の可能性は充分あります。仮に1週間前だとすれば22日になります。また交通事故に関しても疑問は残ります。交通事故という発表は何等かの手段で殺された。つまり暗殺の可能性がないとは言い切れないのです。粛正ではなく暗殺であったとすると、北朝鮮で反体制的な暴力の行使があったことも推測できるようになってきます。
そのような推測をすると日韓の慰安婦問題妥結の急展開と中国、米国の支持表明の速さの理由が北朝鮮内部の異変にあるように考えられてくるのですが。杞憂でしょうか。杞憂だといいのですけどね。
以上は1月1日にFBに書き込んだ文章のコピーです。1月1日の時事通信の報道によると北朝鮮の金正恩総書記は韓国との関係改善に努めると年頭所感を発表したそうです。
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