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ほんもののおばあさんになりました。
2016年01月02日(土)
幼稚園のときに「大きくなったら何になりたいの」と聞かれて「おばあさん」と答えたら「それはだれでもなれるから、ほかに何かない」と言われました。女の子はたいてい「お嫁さんになる」と答えていた時代です。昨年は8月30日に国会前で雑踏の整理をしていたのに、31日にはICUに放り込まれ絶対安静を告げられました。心臓疾患が大事に至る一歩手前で発見してもらいました。息子がネット検索で適切な病院を見つけてくれたのは大手柄でした。そんなわけで「おばあさんになるのも」どうしてなかなか、誰でもなれるというわけでもなさそうです。
年末にほんもののおばあさんになりました。女の子が生まれました。17、8年前、つまり20世紀の終わりころから出産に父親が立ち会うのは常識化していると聞きました。出産立ち合い準備講義を受けてから立ち会うのだそうです。出産に立ち会うまでの経過をお婿さんから聞くのもなかなか楽しい経験でした。
生方先生から香りのよいいちごを頂戴しました。 いちごの香りを嗅いだら、弟が生まれたときのことを思い出した。まだ2歳の時でしたから、母から聞いた話を覚えているだけですが。いちごをひと箱買ってもらって、「これからおかあさんは病院だから、いちごを食べておうちで待っているんだよ」と言い聞かせられたそうです。いちごをひと箱全部食べていいと言ったら、すごくうれしそな顔をしていたそうです。で、そのころ住んでいた金沢八景の切通の家の門前でいちごの箱を抱えて産院へ行く母を見送ったと。弟は6月の生まれですから、露地ものの出盛りのいちごを買ってもらったのでしょうねえ。いちごの箱を独り占めしたいとずっと言っていたそうですから、そのころから子豚でした。
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