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中沢けいコラム「豆の葉」
   
 

池袋から神田まで歩いてきました。

2005年01月08日(土)

 日本大学芸術学部大学院生の諸君と、池袋から御茶ノ水まで歩いてきました。今日はまた寒くなりましたが、昨日はぽかぽか陽気で歩くにはちょうど良い日でした。

 池袋のジュンク堂で待ち合わせて、雑司が谷墓地から鬼子母神へ。そこから目白通りを抜けて忍ばす通りに入り護国寺へ出ました。護国寺では大熊重信のお墓を見物し、皇族墓地である豊島ヶ岡墓地の入り口を横目に見ながら春日通りへ出て小石川植物園に至りました。

 小石川植物園は元小石川養生所です。ここの入場券の販売はちょっと変わっていて、正門向かいのたばこ屋さんで入場券を売っています(300円)。たばこ屋さんで入場券を買い、正門にいる守衛さんに半券を切ってもらってから、園内へ。梅がだいぶ咲いていました。

 小石川植物園から伝通院へ。ここは徳川家康の生母の於大の方や家康の娘で豊臣秀頼に嫁いだ千姫のお墓があります。よく時代劇や時代小説に出てくるお寺です。徳川家にゆかりがあるのに、徳川家のお墓に入るのは少し差し障りがあった女性が葬られているところが、なんとくな親しみをもたれた理由かもしれません。実際、芝の増上寺や護国寺よりもやさしい感じのするお寺です。

 伝通院から後楽園に降りて、神田神保町まで歩きました。江戸時代を研究するのが目的ではなくて、現代小説の空間の扱い方を研究するフェールドワークでした。電車(地下鉄を含む)に乗っている人と、足で歩いている人の都市における空間感覚の違いを実感してもらいまいた。

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