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中沢けいコラム「豆の葉」
   
 

危ない。危ない。

2009年01月30日(金)

 1月17日に心筋梗塞の発作を起こして救急搬送されました。搬送された順天堂大学病院で、カテーテルをいれる手術をしました。以後、12日間ほど入院していました。

 伊藤さん、熊本文学隊の皆様
 お見舞いをお届けいただきましてありがとうございます。きれいな花かごで、看護師さんたちが感心していました。

 お見舞いをいただいた皆様
 どうもありがとうございます。おかげさまで1月28日に退院しました。

 法政大学のゼミ生の皆様
 創業制作の面接は昨日、済ませました。が、上記のような理由で、いささか遅れているところもあります。ご協力お願いします。芋煮会は予定どおりにやれると思います。

 そのほか、お見舞いをいただいた皆様
 ありがとうございました。御礼申しあげます。

 まだ御連絡差し上げていない皆様
 そんなわけで、御連絡が遅れている皆様。申し訳ありません。順次に後連絡を差し上げるようにいたします。

 おうちに帰ってきて最初の思ったのは「ああ、棺おけに入らずに戻ってこれてよかった」でした。あやうく元気に死んでしまうところでした。危ない、危ない。

水仙 スイトピー ストック

2009年01月07日(水)

 良い匂いする冬の花ばかりを活けました。花屋さんも暮れは風邪とインフルエンザで、皆さん、ばったり倒れていたということでした。今年はインフルエンザが流行するのがいつもの年よりも早いと聞いていましたが、おもいがけぬところに影響が出るものです。

 10数年ぶりにアメリカから帰ってきた友人が日本のお正月がお正月らしくなくなったとメールをくれました。年々の変化ということもありますが、金融危機以降の雰囲気ではお正月を祝いという気分にもなれないということで、丑年の新年はどことなく地味な感じがしました。どこのお飾りも小さめだし、晴れ着の人も少ないしで、どこか遠慮した寂しいお正月だと感じたのは、私の風邪と歯槽膿漏のせいばかりではないようです。

 これからもっと経済は厳しくなることは予想できても、今年は良くなるとは思えない年明けでした。

どうにか生き返りました

2009年01月05日(月)

 伊藤さん、どうにかこうにか生き返りました。おくればせですが、あけましておめでとうございます。熊本の皆様にもよろしくお伝え下さい。3月に熊本へ行く予定になっています。あと熊本から博多へ出て、博多から別府に行き、別府から大阪まで船に乗りたいと考えています。春の瀬戸内海を船で進んだら気持ちがいいでしょう。

 お正月の間、うなっていました。風邪ですね。でも牛年だからすき焼きだけは食べました。

今年のお正月はとりやめになりました

2009年01月01日(木)

 ええと、関節が痛いです。熱もあります。頭はぼっとしています。そういうわけで、今年のお正月はとりやめになりました。



 個人的にはとりやめですが、



 みなさん、あけましておめでとうございます。

久しぶりに歯の痛みから開放される

2008年12月28日(日)

 歯槽膿漏がこんなに痛いものだと思いませんでした。

 最初に右の奥歯に痛みを感じたのは11月23日の勤労感謝の日。大根の漬物をかじったら、ずきんときました。おかしいなあと、首をひねっていたら一週間後に、こんどはずきんずきんと新幹線の中で痛み出しました。
「あ、痛い。痛てて」と冗談ではない痛いみでした。
 で、どういうわけか、この新幹線には数学者の森毅さんが乗り合わせていました。森毅さんとは以前、朝日新聞の書評委員会でご一緒させていただいたのですが、
「痛い、痛い、痛い」
 という顔を座席でしているとにやりと笑って通り過ぎて行きました。

 歯医者さんに飛び込んだのは翌日。
 薬を貰ったのに、ぜんぜん痛みが治まりません。そのまた翌日、虫歯の治療後にかぶせた金属をとって、再度、虫歯を治療。抗生物質と痛み止めをもらいました。

 歯茎がはれたのは、その後のことでした。歯茎と頬肉の間がぷっくりとふくらみました。これがどうにか収まったと思ったら。また先週、寒い日にずきん、ずきんと痛み始めました。どうも冷えるのがいけないようです。そういうわけで、ここ数日は寝る時に湯たんぽを入れていました。再び、歯茎が腫れたのは26日。これは歯茎を切ってもらわないとおさまらないかなと、覚悟しました。明日29日に歯医者さんの予約が入っています。でも、いや、そのせいか、今日は痛くないのです。ぜんぜん痛みません。

 久しぶりに歯の痛みから開放されました。歯が痛くないから、肩もこりません。ま、でも明日は歯医者さんにいってきましょう。

三竦の羽織狐

2008年12月27日(土)

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 伏見稲荷で買った羽織狐です。

手に入れたときから、どうもこの狐は平べったいなあと思っていました。でも、どことなく遊び人風なのが気に入っていました。

 伏見人形を作っている丹嘉のご主人に伺ったところ。この狐は平べったいはずです。三竦(さんすくみ)はジャンケンと同じで、狐のほかに庄屋と猟師の人形があるそうです。庄屋は狐に騙される。狐は猟師に鉄砲で撃たれる。そして猟師は庄屋さまには頭が上がらない。という三竦で、この人形を隠し持っていて、差し出した人形で勝ち負けを決めるという遊びの道具だということでした。

 狐に背中には「一力」の文字が入っています。もともとは祇園の御茶屋の「一力」の注文で作ったものということでした。どうりで、遊び人風の狐のわけです。不良っぽい色気があるのはそのせいかもしれません。大の大人がこんな土人形で遊んでいたのは、その昔、平和な時代のことでしょう。

赤いモールのサンタ

2008年12月24日(水)

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 赤いモールのサンタが歩いていました。それだけのシンプルな夢を見たのは今月の初めでした。

 クリスマスのオーナメントもだんだん贅沢になって、高価で美しい品物を毎年、少しづつ、集めているお家もあるのじゃないかと思います。木製で塗りの良いものや、クリスタルガラスのオーナメントも見かけます。

 もうモールで作ったサンタなんて、探してもないかもしれません。クリスマスが楽しかったのはなんと言っても幼稚園の頃ですが、私が幼稚園に通っていた頃は、赤いモールで作ったサンタはオーナメントの定番でした。

 夢の中を歩いていたのは、私が幼稚園の頃の赤いモールのサンタでした。

 で、我が家にもひとつだけ赤いモールのサンタがあったことを思い出しました。写真はうちの子が保育園に行っていた頃の赤いモールのサンタです。私の幼稚園に飾られていたモールのサンタはもう少し寂しい感じでした。でも、このサンタも今では貴重品かもしれません。

6億円

2008年12月23日(火)

 うちの隣りの住宅展示場が「ニトリ」になるということで、展示してあった住宅の取り壊しが始まっています。ここ数日は硬いコンクリートの土台をがんがんと砕いています。

 だいたいどの家も一棟3000万円くらいで。それが20棟あったのですから、ざっと計算して6億円。宅急便を配達してくれたおじさんが
「壊すくらいなら俺にくれればいいのに」
と言っていました。
「うちでも置き場所さえあればもらってきたいけど」
と笑ってしまいました。

 なんか、もったいないと言うのか。どう言ったらいいのかわからないけれども、複雑な気分です。今日は天皇誕生日で取り壊し工事はお休み。久しぶりに静かです。

幻の「海を感じる時」

2008年12月22日(月)

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 これまで何度か、韓国の詩人や作家から「あなたの本を読んだことがあるよ」と言われました。
「何語で読んだの?」
「韓国語で」
 という会話が何度か繰り返されて、ずいぶん以前に韓国で「海を感じる時」が出版されていたようだと言うことは知っていました。

 アンソロジー「うさぎ狩り」を出してくれたカン出版のチョン・ホンス社長が古本屋で韓国語訳「海を感じる時」をみつけてくれました。写真を撮影して届けてくれたのはエージェントの金承福さんです。五制文化という出版社から出ているのですが、この出版社はもう存在していないとのことでした。

 金承福さんによると、私はこの本の翻訳者と会って話をしているそうです。それから本の口絵写真には私のサインが入っていました。口絵写真は講談社の写真部が撮影したもので、講談社「海を感じる時」の初版に使われたものでした。2刷り以降からは別の写真が使われています。
 サインは横書き。本にサインを入れるときは、たいてい縦書きのサインを入れています、韓国版の口絵の横書きのサインは手紙もしくはファックスの末尾に入れたサインのような気がします。

 もし私が翻訳者に会って話をしているとすれば、翻訳出版の許諾もしているという可能性がまったくないわけではありません。口約束あるいは契約書にサインをしていても、すっかり忘れているということも考えられるからです。ただ、韓国版の装丁には覚えがないのです。契約のことは忘れても、出来上がった本が届けられれば、その装丁はまず忘れるということはないように、思えます。とくに漢字表記とハングル表記が混じっている宣伝文が入っていたら「へぇ」と思うはずで、やっぱり、これは幻の「海を感じる時」でしょう。

今夜は柚子湯

2008年12月21日(日)

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 朝から大風がごうごう吹いていました。

 今夜はかぼちゃを煮て、柚子湯。

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