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インスリン注射 お終い!
2009年11月17日(火)
1月からずっと糖尿病の治療に使ってきたインスリン注射をやめることができました。これからは注射のかわりに、服用薬に。なんとなく一安心。ペン型の注射薬をカートリッジ式の使い捨て針で打つという注射だったのですが、これでも持ち歩くのはけっこう面倒。お薬ならポケットに入れておけます。
昨日はお医者さんのはしご。まず糖尿病の先生のところへ。受付に「季節性インフルエンザの予防注射予約受付 残り1人分」とありました。それから新型インフルエンザの優先接種の順位の張り紙。インフルエンザはやってます。そのあとは眼科の先生のところへ。白内障の経過観察。こっちも問題ないとのことでした。 飯田橋の駅で皮膚科の看板に「巻き爪でお困りの方」と書いてあって、ここまで病院をはしごするなら、ついでに足の巻き爪もなおしちゃおうかなと考え込み、ああ、その前に歯医者さんに行かなくちゃと思いなおしました。あまりにも下顎が痛くって歯医者さんに駆け込んだのは去年の今頃でした。それで、心筋梗塞騒ぎで歯の治療は止まったまま。
止まったままといえばリフォームした家の中もそのままでごちゃごちゃ状態。やれやれ。ともあれ注射がなくなったので万歳!
伊藤さん、生きてま〜す。
2009年10月28日(水)
ええと家のリフォームをしている間に、今年のお誕生日が過ぎてしまいました。50歳になったの。それで弟のお嫁さんがお祝いの電話をくれました。
でも、家の中はまだむちゃくちゃです。それに、家具屋さんが家具の寸法を間違えて、洗面所の棚がまだ設置できてません。今週の金曜日に設置してもらえるとのことでした。住んでいるままのリフォームだから、荷物をあっちへ運び、こっちへ運びで、なぜか右足の付け根がずきんと痛み出しました。いきなりずき〜んと来るの。すぐに収まるのだけど、その時はびっくりするぐらい痛い。で、バンテリンを貼ってみました。これがうまく効いてくれたので、今はなんでもなくなりました。
なぜか温泉に行きたいと思ってます。それから、静岡県島田の大井川にかかる蓬莱橋を渡りたい。大井川鉄道を走っているSLにも乗りたい。ミシュランの京都、大阪版を買ってきたら、かぶら蒸しとふぐが食べたくなった。あと、京都の「うるわし屋」さんから蒔絵展の案内が届いていたから、それも見に行きたい。大阪の松竹座と京都の南座で芝居を見たい。「アバンチュールはパリで」という韓国映画と「私が出しましょう」という森田芳光監督の映画が見たい。両方とも公開中。やりたいことはいっぱいだけど、家の中がめちゃくちゃなの。
とりあえず
2009年10月27日(火)
伊藤さん、生きてますよ!
しばらくここへ入らなかったので、パスワード忘れてました。じゃ、また、あとで。
修理、修理、修理。
2009年09月28日(月)
今週は家のリフォームが始まる。それで、これから目医者さんへ。今年は家の修理と、身体の修理でいっぱいいっぱい。やんなっちゃう閑がない。どうしましょ。
高視聴率
2009年09月24日(木)
なんと! 伊藤さんと出たララテレビの3回目の放送が、たいへん高視聴率だったんですって! 伊藤さん、知ってましたか? あれって息子とのバトルの話をした回でしたっけ? 実はよく覚えていないの。
「うさぎとトランペット」がNHKのラジオで朗読されます。放送の日時が決まったら、またお知らせするようにします。
ええと、これから出かけるんだけど、まだ暑いし、でも真夏の服は着たくないし、いったい何を着たらいいのかわかりません。どうしましょう?
見える! 見える!!
2009年09月04日(金)
白内障の手術しました。
0.1の視力が翌日には1.2になりました。 見える。見える。手術前にはもう一度、まん丸のお月様を見てみたいものだと思っていました。空が晴れればきっとまん丸のお月様が見えるでしょう。
白内障のために円形は輪郭が滲んでしまい、それがまた横もしくは縦にずれるものだから、満月は幾つものお月様はぐるりと輪を作っているように見えていました。それから1,000円の値札が、0がずらりと並んで、1兆円くらいに見えたのでした。景気はいいんですけどねえ。これもちゃんと1,000円に戻りました。
人気のセ、実力のパ
2009年08月21日(金)
民主300議席に迫る勢いという選挙報道を見ていて「人気のセ、実力のパ」という言葉があったのを思い出しました。巨人軍が常勝していた時代のプロ野球を評した言葉です。人気があるのは常に巨人軍が勝つセ・リーグ。しかし、実力があるのは各々のチームが競い合うパ・リーグ。野球にそれほど詳しくない私はそう聞いていました。
今、思えば、巨人軍常勝時代は自民党の登り坂時代でした。あるチームが常に勝っていれば、あまり野球を知らない人でも常勝チームのファンでいられるというわけです。ほんとうにおもしろい野球の試合が見たい人にとっては、飛びぬけて強いチームがあるのは「退屈でしかない」ということになるでしょう。
小選挙区制が導入されたとき、日本のいずれ2大政党の時代が来ると聞かされました。以前の中選挙区制ではなかなか2大政党にはならないのだそうです。だから、今度の選挙で自民党大敗で、民主党が政権与党になったとしても、そんなに驚くことはないのでしょう。小選挙区制という制度が機能していることを示しているのでしょう。それがどう野球に結びつくかと言えば、巨人常勝のセ・リーグ人気時代が終わって実力のパ・リーグ時代が来るみたいなもんだなあと、思ったからでした。 もっともスポーツの世界のほうがずっと進んでいて、常勝チームのないサッカーのJリーグ人気が野球の人気に優るところが出てきたのは、もう20年くらい前でした。それから細川内閣が出来て、村山内閣が出来て、さらに小泉人気と考えると、もうずっと前に2大政党の時代は始まっちゃっているとも言えるのでしょう。
それほど、ご心配はございません。
2009年08月17日(月)
再入院するにあたって娘が付き添おうかと言ってくれていました。そんなに大袈裟にすることもないだろうと思っていたのですけど、ちょっと考えなおして、それほど大事じゃないときに付き添ってもらったほうが、何かの時の経験になるからいいかもしれないという気になりました。
娘がちょうどお盆で、休暇を貰っていたのです。ただそのために前の日にかなり遅くまで会社で残業をしていました。で、当日は眠そう。もともとあまり大袈裟にしたくないなぁという心理が働いていたので「眠かったら寝ててもいいよ」と、一人で荷物を持ってえっちらおっちら病院へ出かけました。それまで何度も「それほどご心配はありません」とも言われていたのでした。
で、病棟について、看護師さんやお医者さんの説明を聞いているうちに、だんだん、これは大事だということに気づきました。「それほどご心配はございません」という文句の中で、重要な意味があるのは「それほど」の部分で「ご心配はございません」は患者を落ち着かせつためのいわば「つけたし」だと気づいたのです。
時々、あることで、辞書的には大きな意味もない「接頭語」や「感嘆詞」「接続詞」などの裏に膨大な意味が隠されていることが。文学はそれを発見して研究するのですけど、世の中一般では、広く使われている技法ですなんて、解説してもしょうがない。「それほど」の部分に隠された様々なアクシデントについては、私が聞いておくよりも娘に聞かせておいたほうがいいことがたくさんありました。だって、検査のリスクに含まれる脳梗塞などを起こしたら、私は何も言えません。あ、失敗したなあと多少あわてたしだいです。ま、娘は午後から病院にやってきて、おおよその説明は聞いてくれましたけど。
私としてはあまり怯えたくいし、大袈裟にしたくないのですけど、親としては、こういうときはちゃんと子どもに頼っておかなくちゃいけないのかなと思いました。なぜか頭の中に、法政大学の何某先生が現われて「子どもに頼らないのは、それは子どもの学習権の侵害です」と演説してました。嫌だねえ。学校なんぞに出ていると、学習権なんて新語が飛び出してくるし、造語も次から次へとあふれるし。 「老いては子に従え」って、そういう意味だったのかと、なんとなく感心。まだ、ちょっとお婆さんの演技研究が足りないようで、これは研究の価値ありです。子どもの学習権を侵害しないように、研究しなくちゃ。でも私の親はどちらも乱暴でした。だっていきなり葬儀屋とお寺さんの研究という課題を出したんだもの。ま、先生の中にも乱暴なやり方をする人もいることだし、本人がカリキュラムを選べるわけでもないから仕方ないか。
頼朝公御年6歳のみぎりのシャレコウベ
2009年08月16日(日)
「頼朝公御年6歳のみぎりのシャレコウベ」は落語に出てくるいかさま骨董屋のせりふですが、私、自分の御年6歳のみぎりのシャレコウベを見たことがあります。 学校の廊下で転んで、脳震盪をおこし、レントゲン写真を撮ったのです。医師の説明の時に、母と一緒にそのレントゲン写真を見ました。母は一言。 「まあ、なんて怖い顔をした骸骨でしょう」 って。だいたい骸骨は怖い顔に決まっているように思えるのですけど。医師の説明はすっかり忘れましたが、母の一言は今でも忘れられません。
で、こんどは自分の心臓が動いているところをしっかりと見てきました。心筋梗塞を起こしたときに受けたステント手術の経過を見るための再入院検査を受けてきました。心臓ってのも、生まれる前から働き出して、昨今の脳死という定義を用いれば死んでからも働き続けるのですから、たいしたものです。
ステントが再狭窄を起こしていないかどうかを調べる検査だったのですが、方法としてはステントを入れる手術を同じ方法です。その施術で500人に一人くらいは血栓が脳へ飛んで脳梗塞に罹患する人がいるそうです。500人に一人!でも脳梗塞が起きたらその人にとっては100パーセントの確立になるわけで。それからステントの再狭窄は30%から40%の確立。3人に1人は再狭窄しているってことですね。 なんでも血管に入れたステントを血管の壁が内部に取り込もうとして、結果として血管が狭窄してしまうのだそうです。
なぜか、私はフェンスの際に生えていた楠が、幹の中へフェンスを取り込んでしまう場面を思い浮かべました。
「そういう現象って、健康な反応ですよねえ?」 と説明をしてくれた医師に質問ですと 「生理的には健康な現象です」 というお答えでした。
生理的には健康でも、心臓にとっては冗談じゃないっていう現象だとのこと。 人間の社会では部署ごとにたいへんがんばると、全体的にはとってもへんてこりんな不都合が起きているということがありますが、人間一個の身体の中でも同じようなことが起きるわけねと、納得。
そんなこんなで、再入院して検査を受けてきました。今度は前と違って、ちゃんと全部解っているのが「嫌だなあ」と思っていたところ、またもや検査の前にお薬が出てきました。なんでも「ちょっとぼうっとする」お薬だそうです。小さなカプセルがひとつ。円くて小粒なやつがひとつ。あとはちょっと角張った小さいお薬。この3粒を飲むと「ちょっとぼうっとする」のだそうです。
そういうわけで、御年6歳のみぎりのシャレコウベに続いてもう50年も働いている心臓の動いている写真を見てきました。母がいたらなんて言うかしら? 「まあ、なんて丈夫の心臓だこと!作った私に感謝しなさい」なんて言うのかしら。
イギリスの西の果ての町から
2009年07月31日(金)
イギリスの西の果ての町から帰ってきました。考えてみたら、イギリスの西の果てということは、イギリスで日本に一番、近い場所ということになるのでしょう。
ランズエンドという場所がブリテン島の一番西の端っこだそうです。で、ここは観光地として人が大勢来るので、子ども向けのアトラクションのある建物までありました。すぐ近くには「南の果て」もあるのだそうですが、そちらのほうはめったに行く人はないそうです。名前が付いてないと、目的地にならないのですね。
イギリスは24年ぶりでした。24年前はまだアンカレッジ経由の時代で、アンカレッジから北極地方を経由して欧州に行くには30時間以上の時間がかかったと記憶しています。今夏は行きは12時間、帰りは11時間でした。ソビエト時代に、一度だけモスクワ経由で日本へ帰って来たことがありますが、その時は16時間の飛行時間でしたから、今回のロンドン直行はすごく楽でした。遅ればせながら、東西冷戦終結後に便利になった空の旅を経験しました。
アンカレッジ経由時代に、極点近くを飛行しながら、機長も驚くほどのオーロラに出会ったこともありました。この時は、まだ小さいかった子どもたちも一緒で、子どもが大人になった今に至っても覚えています。もうそんな飛行経路をとることはないのですね。
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