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中沢けいコラム「豆の葉」
   
 

くたびれてる。

2010年01月22日(金)

 去年の今頃は救急車で運ばれて病院で寝てたのだなあと思う。で、10日間で退院して、ほとんど入院中の仕事の穴を埋めたのだけど、今頃になってくたびれている。

昨日も今日も明日もおかたづけ

2010年01月17日(日)

 10月に家のリフォームをしたら荷物が収まりきれなくなってしまいました。さあ、どうしたらいのだろう。そういうわけで、ずっとおかたづけ。で、お正月にパソコンがおかしくなって、入れ替えたので、これまた家の中の混乱に拍車がかかる原因になりました。ちょっといやになっているんだけど。

 となりに「ニトリ」が出来たのは、良いことのひとつ。それから写真は5年前の蔦温泉のものですけど、パソコンのデータがちゃんと移動できたのでアップしておくことにしました。

 おかたずけなんかほうりだして温泉に行きたいなあ。

仙台堀を南へ

2010年01月13日(水)

 建築家の鈴木隆之氏の事務所に行きました。例の計画です(笑)。鈴木さんの事務所は深川のお不動様のすぐそば。下町です。

 東京は西のほうは、イタリア料理やら、フランス料理がおいしいけれども、東はなんと言っても和食、いや、おでんにすきやき、やきとりにうな重、どじょう鍋、さくら鍋、それから忘れてならないおすし、かわったところではやまくじら(いのしし)なんて、ほんとに街にはおいしいものがごろごろという感じです。あと、豆菓子屋さんがあったり、人形焼き屋さんがあったりとお土産も豊富。西高東低の冬型の気圧配置ならぬ、西洋東和の東京の食べ物事情です。

 それで鈴木さんからうな重をごちそうになりました。ごちそうさま。いつもは麦とろなんだけど、麦とろ屋さんが月曜日で御休みしてました。成人の日だったので、晴れ着姿の人も多いっていうのに、ちゃんと定休日をやっちゃうところが下町です。それから、清澄公園脇のよーがんれーる本社というよりも「ばーばぐーり」と言ったほうがいいのだけど、そこの初売りを覗きました。「ばーばぐーり」の裏は仙台堀。仙台堀のふちをあるいて南の木場方面へ。

 仙台堀は隅田川に流れ込む川ですが、川岸は桜の並木に柳の並木。いろいろな形の橋が架かっています。もちろん桜はまだ冬の姿。川の流れは冷たい緑色。そこに鴨が遊んでいました。春になったらさぞ見事な眺めでしょう。木場まで歩いて、木場公園の東京都現代美術館へ。チケット売り場は行列が出来ていました。私が見たのは
「ラグジュアリー展」。17世紀からのオートクチュールの歴史を踏まえた服飾の展覧会です。

 ええと、いまさらと呆れられそうですが、貴婦人を描いた絵画を見ているとスカートは扁平に見えるのはなぜだろう? と前々から疑問に思ってましたが、あれは実物が扁平だからなのかと、実際の服を見て納得。スカートは左右に張り出していて、円錐形に膨らんでいるのではないのです。円錐形に膨らむのは19世紀になってから。そんなこと知っているわいって言われそうですけど、私には発見でした。それから、19世紀までの服は後姿が美しい。後ろから見られることをすごく意識している服です。背中には裳がついているの。それで裳すそを引くようになっている。で、男性も女性と同じように華やかで、華美なほど。19世紀になると男性の服の展示がなくなってしまうのはきっとスーツが登場したからに違いありません。

 で、どこかで男性の服飾の展覧会ってないかしら? っていつも思ってます。私の父は(貧乏でしたけど)モーニングを持ってました。式服です。でもイブニングはもってなかったの。だって庶民だから、夜会はないので。息子は燕尾服を持ってます。これは音楽会のステージ用。あと、小説を読んでいるとフロックコートってのが出てくるけれど、フロックはほかのコートとどのように違うのだろう? そういうのを系統的に見せてくれる展覧会があれば、すぐに出かけてゆくのだけど。

 道端で出会う新成人の、とくに男性の服装は、これまた別の意味での展覧会でした。まさしく「生きた」コンテンポラリーアートの展覧会でした(笑)。

黒門市場でふぐ

2010年01月10日(日)

 ふぐじゃなくって「ふく」なのだそうです。テッポウとも。あたると死ぬから。それで「てっちり」「てっさ」。とらふぐの毒は卵巣にあるのだそうですが、やっかいなことに、ふぐは精巣が卵巣に変化する個体がいるとのことでした。だから、ふぐはおなかを裂いて、白子が入っているのは白子を見せて売っているのですね。で、時々、白子だと思って食べたら、変化の途中のやつがあって、これで中毒すると、とんでもない「大当たり」になるようで、ふぐって変なお魚です。

 黒門市場で「ふく」を食べてきました。てっさとてっちりで。あと白子の塩焼き。それに鍋かわを追加注文しました。白子の塩焼きは素焼きの鉢に白子を並べて焼いてあるのです。鍋かわは、鍋用に切ったふぐの皮。皮はふつう、湯引きにして細切りにして食べますが、鍋に入れてもぷるぷるしておいしい!

 お店の入り口に大きな水槽があって、たくさんふぐが泳いでいました。やっぱりふぐは暖まる。ふぐと鱧は関西のほうがおいしい気がするのですけど、気のせいかしら? 東京だとふぐを食べたいとも思わないんですけどねえ。あ、「てっさ・てっちり」の看板を見かけないせいかしら?

禁断のお汁粉

2010年01月07日(木)

 今日は七草粥の日。朝、目がさめるとなぜかお汁粉が食べたくなっていたのは3日の朝のこと。

 七草粥のための七草は2日ほど前に買ってきました。で、お汁粉ですが、これは糖尿病患者にとってはちょっと危ない味。

 2日前の夜更けの豆蔵君との会話。
「前から死ぬのは怖くなかったんだけど、痛いのが怖かったの。でも、去年、心筋梗塞やったけど、あまり痛くなかったもの」
「先生(豆蔵君は元日芸生なので、そのころからの習慣が残っているので、こう呼ぶ)糖尿病の特徴を解ってますね。あれは痛みを感じなくなるんですよ」
「そうなんだねえ。自然はまことにうまくできている」
「そういうワケじゃあ、ないでしょう」

 いや、そういうわけだろうって。そんなことないか。
 それで禁断の味に手を出しちゃいました。お汁粉! お汁粉! お汁粉! ああ、旨かった。

治って壊れてまた壊れちゃった。

2010年01月06日(水)

 そういうわけで2年10ヶ月働いてくれた「牛丼」パソコンが壊れてしまいました。秋葉原で3万5千円くらいで買ったパソコンでした。それで、豆蔵君に「SOS」。近所のコジマ電機でパソコン本体とモニター、それにキーボードの3点を9万9千円で買ってきました。パソコン本体はおよそ15cm×15cm×5cmという大きさ。なんと小さく安くなったことでしょう。メーカーはONKYO。これって、もしかするとステレオのメーカーかしら? そのせいかモニターには立派なスピーカーがついていて、画面はカラーテレビなみです。

 仕事で使っている「超漢字」は丸ごと、新しいパソコンへお引越しさせました。だから、以前と同じ状態で使うことができるのは、うれしかったことのひとつです。

 新年早々に豆蔵君は2日間出張して、新しいパソコンを設置してくれました。帰りは2日とも深夜。豆蔵君とのよもやま話は久しぶりだったので、これもちょっと楽しかったのです。豆蔵曰く「これは絶対、ウィルスに感染していたんですよ」そうなんでしょう。さらに、豆蔵曰く「心筋梗塞は2度目はないってお祖父さんが言ってました」へぇ! そうなんだ。

あけましておめでとうございます。

2010年01月03日(日)

 新年早々にパソコンが壊れました。これは別のパソコンから書き込みをしています。メールを下さった皆さん、そいうわけでパソコンの修理をするまでしばらくお返事をお待ちください。

 管理人の豆ちゃん、電話します。わぃ、困った。

 いやあ、治った!治った!どうして治ったのか解らないんだけど、治りました。ちょっとあせったけど。

昔のてっちゃん、今のヒコウ中年

2009年12月25日(金)

 高校時代のともだちと久しぶりに飲みました。32年ぶりだって! そんなになるのかな? という感じでした。

 それで出るのは、あれこれと人の噂、いや消息でした。鉄道マニアの同級生が何人もいたのですが、昔の鉄道マニア、通称てっちゃんは今では、マイレージを使った飛行マニアになっている様子です。確かに航空会社のマイレージは地下鉄でもコンビニでもためることができるようになったので、かなりの距離を稼ぐことができるでしょう。奥の手は、羽田から新島に一日に4往復することだそうです。搭乗回数も稼げるし、マイルも出る! それで、不足分のマイルを補って、長距離の航空券をゲットするとのこと。よく考えつくなあと感心。
 さらには日帰り長距離旅行。どこまで日帰りで行けるかと熟考して遠くまで出かけるのだとのこと。なんでも石垣島くらいなら日帰り長距離旅行は可能だとのことでした。
「それで、よく奥さんが怒り出さないなあ」
 一緒にいたもう一人のともだちがつぶやくと
「それがあるから、日帰りなんだよ」
 との返事。うむむむ。
 どうやら、飛行中年は、奥さんにとっては非行中年のようです。昔のてっちゃんも、しばしば家出少年と間違えられたりしていましたから、今も昔も変わらないというわけです。

買ったもの

2009年12月23日(水)

 久しぶりに館山に行って駅前の亀屋で買ったもの。
 落花生 ピーナッツにしようか、殻付きの落花生にしようか散々迷いました。
 はばのり 春の磯の匂いがする。なかなか手に入らないけど、ぐんぜんに入荷していた。のりを見ると、伊藤さんを思います。
 蒸しあわび 煮たあわびのほうが大きいのだけど、蒸しあわびのほうがおいしい。
 鯛みそ 天津小湊のおみやげ定番。
 黄金らっきょう 館山のおみやげ定番。ラッキョウは砂地でよく育つのだそうです。
 無砂糖ピーナッツバター お砂糖が入っていなくてもピーナッツだけで充分に甘い。落花生も砂地が良いそうです。
 くじらのたれ 鯨の肉にタレにつけて干したもの。これはお茶付け用。昔は八百屋で売っていたと言ったら、お店の人が驚いていた。
 かつおの塩辛。
 酒盗じゃなくて、ほんとにかつおのワタの塩辛。うちのお祖父さんはこれをおいしそうに食べてました。

 黒門市場で買ったもの。
 
 梅花型蒲鉾 松葉型蒲鉾
  もちろん、お正月用。
 丹波の黒豆の煮たの
  これもお正月用。
 からすみ
  お正月用だったけれども、もう食べました。すこぶる旨し!
 小豆島のオリーブの実
 みどり色がとてもきれい。
 よもぎ麩 粟麩
 鴨のじぶ煮をするときの添え物にするつもり。でも、いつのまにか食べてしまうかもしれない。
 くわいの煮たの
 もちろんいお正月用

 天王寺の近鉄、いつもの漬物屋さん

 すばらしく大きな「すぐき」を2つ
 千枚漬けを小分けにして袋につめたやつ。
 水菜の塩漬け。
 昆布大根。

 黒門市場で注文した「ふぐ」が届くはずなんだけど、まだ届かない。どっかとトラックが止まっているのかしら?雪が降ると荷物が届かなくなるって言っていたけれども。

黒門市場

2009年12月21日(月)

 アメリカ東部はたいへんな寒波に襲われているようですが、伊藤さんのところは大丈夫? 大阪の黒門市場を歩いてきました。大阪も先週末からすごく寒く、日曜日には小雪が舞いました。

 以前、知り合いと黒門市場でふぐを食べたときもすごい冷え込みだったのを覚えています。黒門市場はやはり「ふぐ」が目につきます。とらふぐの白いお腹に、白子を並べた魚屋さん。歩いていると、中国人や韓国人の観光客が話す声も聞こえてきました。お正月の買い物の人がそろそろふえだす頃。珍味屋さんには飾り松や梅をかたどった飾り蒲鉾がたくさん。それから栗の甘露煮。京都の錦市場よりもずっと安いので、内心「しめ、しめ」と言う感じ。八百屋さんは、にんじんを梅花に切ったり、百合根を花型に切る注文を受け付けますの文字がありました。魚屋さんが、魚の下ごしらえやお造りを引き受けるのは珍しくありませんが(ふぐなんて怖くって素人じゃあ手が出せませんし)八百屋さんが、野菜の細工を引き受けるというのは、初めて見ました。

 ふぐは丸ごと一匹買うと、魚屋さんが「ちりにしますか? てっさ(ふぐさし)にしますか?」と聞いて調理してくれます。「皮はどうします? 湯引きにします? それとも、鍋に入れますか?」と細かな注文も聞いてくれます。それで宅急便で送ってくれるの。23日にお客さんがあるので、一匹をふぐちり用にして送ってもらうことにしました。
「時々。ごく、まれにですけど。雪は降りますのや。途中の道に。そしたら、荷物が着かないことがあります。そのときは電話しておくれ」
 と言われました。関ヶ原あたりが大雪になると、トラックがまったく動かなくなることがあるそうです。まだそんな季節じゃないと思うけれども、今年は例外的な大雪もあるかもしれません。

 あと、八百屋さんで小豆島産の新物のオリーブを見つけました。きれいな緑色のオリーブです。

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