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Mockingbird

2009年02月26日(木)

モッキングバードがうるさくて寝つけなかったと、S子もトメもいっていた。それは、日本語にしたらモノマネドリ、といってもオウムや九官鳥とはちがって、人のことばをまねするのではなく、ほかの音、ほかの鳥をまねしている(のかどうか)。とにかく鳴き声が一定しない。ふつう、鳥は、ぴーちくならぴーちく、かーかーならかーかーと鳴き声に特徴をみつけてそれで何々と種類を特定できるものだが、これは、声がまったく一定しないで、てきとうに、鳴きたいように鳴いている感じなのである。ぴーぴー、ちょんちょん、つくつく、ぎゃーぎゃー、ついーついー、るりるりるり、と一羽でえんえんと、どれだけいろんな声が出せるか、試しているように鳴いている感じなのである。わりに大きな鳥なので(マネシツグミ科という)声がでかい。そしてうるさいほど歌うだけあって声がきれい。「つぐみん」よりもソソとした感じ。わからないのは、昼間公園でさかんに鳴いていたのだが、夜更けても、さかんに鳴いていることだ。昼夜兼行性なんてことがあるのか。モッキングバードといえば、To Kill a Mockingbird、邦題は「アラバマ物語」。アメリカの中学の必読図書である。トメもこんど読むそうだ。映画の主演はグレゴリー・ペック、アカデミー賞もとってるし、アメリカ人にとって「理想のヒーロー」である。映画の「カポーティ」にはその作者(ハーパー・リー)が出てくる。‥‥となんだか熊本文学隊HPのようになってますが。http://d.hatena.ne.jp/kumamotoband/

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