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疲れはてた
2008年05月25日(日)
枝元先生御一行は、朝9時の始発で離熊された。疲れ果てて何もする気にならず、家の中を少しずつ片づけている。疲れ果てたのはだご汁とたかな飯のせい‥‥どこへいってもだご汁を供され、高菜飯を供された。一生分の高菜飯とだご汁を食い果たしたかもしれない。天然うどは酢みそで和えてもてんぷらにしてもうまかった。普段食べない、鶉肉や鴨肉や猪肉には前世、関ヶ原で落ち武者していたときの思い出が蘇った。枝元先生が、鶉肉をばァりばァりかみ砕いているあたしを見て、前世は落ち武者だったろうとしきりにいうので、なんとなくそんな気がしてきたのだ。どこへ行っても食べ物を供されるので(ミヤマキリシマ以外)またそれがどれもたいへん素材が良くてうまいので、いちいちがつがつ食べているうちに腹がぱんぱんに膨れあがってきた。で、びろうな話ですいません。枕が変わっても安眠できるが、便座がかわると便が出ない体質なのである。苦しかった。全身に毒が回った。そればかりか草原で悪虫にさされたあとが腫れあがり、熱を持った。身動きするたびに足と胃がみしみしと痛んだ。落ち武者、虫さされと食い過ぎでとうとう運の尽き、こんな所で野垂れ死ぬなら、せめてもう一合戦、はなばなしく斬り死にしたほうがよっぽどましだ、という妄想はバガボンドの読み過ぎ。 4日間でいろんな人に出会い、いろんな人にいろんな人をつなげてもらった。文学隊もここが正念場つたい。がんばるけん。(少しあやしい熊本弁である)
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