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ズンバ考、トメの目をとおして
2014年06月01日(日)
午後、Kのズンバがあった。Kのズンバは他のズンバよりもっとダンスダンスしていて激しくておもしろいので(いや、あいかわらずあたしはMのズンバを崇拝しているのだが)トメをつれていった。トメは、あたしが始めたばかりの頃、無理やり一度連れていった(Mのクラスじゃなかった)が、たいしておもしろくなかったようでその後行こうとはしない。トメの体はタコみたいに柔軟なので、向いてるのにもったいないと思っていたのだが、今回連れて行ってみたら、やはりダメだったようだ。自分は性格的に合わないと言っていた。ダンスをやる人は(おかあさんを含めて)外交的だ、自分は内向的だからできないと言っていた。外交的はextrovert、内向的はintrovert。しかし驚いた、娘に、extrovertだといわれる日が来ようとは。あたしはトメくらいのときも、その前も、もっと年取ってからも、ずっと、自分は内向的だと思っていたのだ。子どもを産んでから少し開けたと思っていた。しかしその頃、乳飲み子を前夫にあずけて英会話学校に通いはじめたが、あの頃、まさにこのことばを使って、自分はintrovertだから英会話を習うのには向いてない、他のクラスメートはみんなextrovertで向いているのになあと、もどかしく思っていたものだ。時はすぎ、おばさんになり、今は英会話だってズンバだってなんだってできる。トメにいわれるまでもなく、のびのびと人目を気にせずおどりまくることができる。やはりズンバにハマるには、それなりの積極性と社会性が必要で、その積極性と社会性が開花するのが、女の後期中年期であった。腰を回すとかエロい歌詞とかは添え物にすぎず、おばさんの漢(おんな)性こそ、ズンバをズンバたらしめている要素だったのである。
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