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伊藤製作所「豆畑支所」
   
 

ニコと荒れ地と荒れ地草ポピー

2012年07月02日(月)

それで、散歩の足りないニコだけ(いやこれだけ小さいんだから、ほんとは必要ないかもしれないが)隣の荒れ地へ散歩に連れ出した。もうすっかり様がわりしていて、ピンクセンブリは跡形もなく、こないだは見なかった荒れ地ポピーがそこここに咲いていた。荒れ地ポピーは黄色いポピーみたいなきれいな花が咲く。2種類あって(私見であるぞよ)「荒れ地(木)ポピー」と「荒れ地(草)ポピー」がある。木ポピーのほうはその名のとおり(ったってあたしがつけたのだが)低木だ。だいぶ前から咲いておる。しらべてみたら本名を「藪ケシ」Bush popyといってほんとにケシ科だった。草ポピーのほうは、くさむらに今、咲き出した。これはなんと、ユリ科であった。本名を「黄色ちょうちょユリ」yellow mariposa lilyといって、茎だけが伸びて葉は見えなくて、花弁が3つしかない大輪の花がてっぺんにつく。荒れ地(草)ポピーとかキャスカ草とか女王花とかは、ピンクセンプリやこのたびの旅でさんざんみたジギタリスみたいに群れて咲くということがなくて、どんなにさかりでも、ここに一つ、あそこに一つ、というふうに咲いている。

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