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寂心さんのクスノキ
2012年04月19日(木)
カノコたちを阿蘇に連れて行く予定であった。火口と草波と温泉と田楽と大杉を見せようと思っていた。しかしできなくなったので、寂心さんのクスノキに連れて行った。カノコたちは手をつないで歩きまわっていたから、あたしはクスノキの下でベンチに寝転がった。上を見て、木を見て、自分の手を見て、空を見た。しわだらけの大きい大きい木であった。1つ大きなまちがいをしていたのに気づいた。この時期のクスノキが赤いのは新芽だとばかり思っていた。ちがうのである。古い葉が赤くなり、それが新芽の緑と入り交じっているのである。赤い葉が、風に吹かれて、葉桜になりかけたときの花びらのように、降りそそいだ。
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