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父と夜中
2012年04月17日(火)
2時ごろ電話があった、といっても何も話せないのだが、緊急の呼び出しである。携帯を見たら、何回も電話がかかっていた。目がさめなかったのだ、かわいそうなことをした。とにかく行ってみた。父はベッドの上におきあがってうなだれていて「トイレにいく」と。「でも遠いから行かれない」と。2歩くらいの距離なのである。抱えて連れて行ってまた抱えあげてまたベッドに。くるしい、くるしいとのたうちまわった。呼吸もくるしい、と。腸が癒着したとこがいたい、と。さすったり、おなかを押したりした。もっと強く押して、もっと、といった。「マラソン選手なんかが使うような酸素があればいい」といった。ルイがベッドの上にのって、さすっているあたしをひしとみつめて自分も足をだしてきた。それから父によりかかり、父のまくらの上にねそべった。「なんだよ、おまえは、どけよ」と父はいうが、追い払うわけではない。
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