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父日和る
2012年04月08日(日)
きのうは朝の8時すぎに「おなかすいたよ、早く来ないかな」と電話があった。で、行って朝食を食べさせた。ゆうべの帰り際には「朝ごはんは9時だから」というから、いやおとうさん、今朝は電話があったから早く来たんで、と言いかけたが、言わずにやめて、OK、OK、と。それだけのことを説明しても、聞こえないし、聞きとってもたぶん伝わらないし。それで今日は9時にいくと、まだ部屋が暗い。父はまだ熟睡していた。カーテンをあけてごそごそしていると目を覚まして、「ゆうべ3時まで寝られなかった」と。そして「ゆうべあんたが帰ったらすぐすごく息が苦しくなって、まるで100メートル走やったあとみたいになって、もうだめかなと思ったけど、あんた帰ってすぐだったからすぐ呼ぶのも悪いと思ってそのままにしておいたら、なかなか寝られなかった」と。そして「これが気になって寝られなかったから起きてきて取った」と、壁に貼ってあった「救急車をよばないでください」の署名入り張り紙が壁からとってテーブルの上にあった。「これがあるとあとがめんどくさいと思って」「S村さんたちが警察にしらべられると思って」などという理由は何回も聞きただしてやっとわかった理由である。今日の朝刊に、どこかの老人ホームで孤独死した人の話が出ていた。
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