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本を読んだ
2012年03月31日(土)
この頃やっとツキ物が落ちたのか、ちゃんと本を読めるようになった。ずっと岩明均祭りをやってて、他のものが読めなかった。ミシガンからかえってからずっとである。「七夕の国」も「寄生獣」も「ヒストリエ」もすみずみまで読み尽くしたのだ。きのうは植木雅俊「仏教、本当の教え」これはもうど真ん中。ずっと疑問だったこといいたかったことがいっぱい書いてあった。それから、山折哲雄「デクノボーになりたい」を読んだ。わかるわかるの連続だった。なにしろ賢治の本と思って読みはじめたら中也は出てくるわ千葉徳爾先生は出てくるわ景戒は出てくるわ。とにかく、ひさしぶりの漫画以外の、というか岩明均の漫画以外の本であった。リハビリとしてはいい選択であった。どちらも、岩明均なみに血みどろだった。ヒストリエのこの全編を支配するのどかさはなんなんだろう。エウメネスの母は田宮良子だ。あちこちに血みどろはあるが、それを抑えて、表面的にはじつにたんたんとエウメネスは生き抜いているのだ。寄生獣であれだけ血みどろやって、血みどろになんの抵抗もなくなったのかも。よくわかる。その感じ。
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