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伊藤製作所「豆畑支所」
   
 

七夕の国とイキガミその他

2012年03月09日(金)

きのうはBookOff、1ドルセールで「NANA」をおとな買いした。それから「七夕の国」の1,2巻、有吉京子のバレエも読んでみむとて「SWAN」の何か(いまいち、いまに、いまさんであった)「センゴク天正記」9巻(これはこういうものだ,人がなんといおうと、ちりばめられた古い戦記群からの引用がどんなに生硬であろうと、ことがらだけ追いかけすぎて人が描けてないじゃんと思うことがあっても、歴史の教科書読んでんじゃないんだしと思うことがあっても、そこが好きでついつい読んでしまうのだ)それから「イキガミ」1巻。「イキガミ」昔、O野さんに、これちょっと話題になってるからといわれて、1,2冊もらって読んだが、あざとい設定とあざとい人情ドラマにあまり惹かれなかった。しかしこうしてあらためて読むと、ちくちくちくちくいやな感じの刺激を受け続ける読み応えがとても特殊で、なかなかいいじゃないの、こないだおわったはずの連載のほう、実は楽しみに読んでおった。でも最終回は読むことができなかった。「七夕の国」はもちろんもっておる。でもこっちに持ってきてないし、1ドルだったし。さんざん読んだはずなのにあらためて読むと、伏線がきれーーーーに張り巡らされてあってすばらしい。主人公がエウメネスやシンイチほどかわいくないのが欠点だが、とっても感じのいい青年だし。漫画としてのお話に破綻がなくてじつによくできているが、ある意味破綻がなさすぎて、どきどきする部分がないのも、欠点っちゃ欠点か。やはりある程度の長さがあり、作家が疲れてやぶれかぶれになる時点がなくちゃ破綻は生まれてこないのかも。「よつばと」10巻おもしろかったが高かった、7ドルもした、でもトメからたのまれていたので買ってしまった。トメは、よつばのいってることがときどきわからないそうだ、ひらがなだけすぎて、日本語としておかしいところがありすぎるかららしい。岩波文庫は「ブッダのことば」や「般若心経金剛般若経」が目についたが、もううちに数冊ずつあるので、さすがにこの上引き取るのは泣く泣くあきらめた。「ひゃくまんびきのねこ」の心持ちである。

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