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父とアバター
2012年02月17日(金)
「きょうはもう、死んじゃってもいいようなつもりでお風呂入った。ちょうどK崎さんが来る頃にわかして、K崎さんにからだ洗ってもらった、さっぱりした」というから、よかったね、こないだからずっと入ってなかったよね、というと、「半月くらい」と弱々しく、しかし昨日ほどの悲愴感はなく、言うのである。「きのうはステーキたべた、体にあってるらしい、ごはん食べないで、肉だけたべた」と。そして「油が切れてる」とつぶやくように言うのである。どこの油が?ときくと「体じゅうの。だから動けなくなっちゃったんだね、起ち上がったり座ったりするのがつらいもん、ギシギシいってんじゃないか」と。それでも今日は寝てないでテレビを見ているようだ(5時半)。そして「今日は『アバター』がある」とつぶやいたが、見るつもりなのかどうかはわからない。おとうさんそれいいよ、あたし30回くらい見たよ、といっても返事はなかったのである、聞こえなかったのかも。弱々しい、弱々しい声であった。
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