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走れイエスと詩心二千年
2012年02月01日(水)
Y浦さんの「走れイエス」を見ている。こないだイーピックスの本をいっぱい買ったときにおまけにもらったDVDだ。どんなに朗読が好きでも、講演の記録って見たことないし、どうなのかなと思ったら、ものすごくいいんだ、これが。Y浦さんの語りが。声が。ケセン語が。ほほえみが。お茶目なしぐさが。落語みたいに、笑いながら聞いておる。DVDの中で、お客さんもどっと笑っているのが聞こえる。途中で放蕩息子のところを朗読してくれたが、それがすさまじい。長者窮子みたいだけど、血を吐くような叫びだった。いいといえば、S匠の「詩心二千年」。すごかった。書いてあるけど、S匠の声がはっきり聞こえる。語り口調なのだ。それでよりよくわかる。もの知らずのあたしに、諄々と語りきかせてくれてるようで、まるでケセン語訳聖書みたいにCDつきなんじゃないかと思えるほどで、しかも内容は、意表をつくというか、何十年来の疑問が氷解するような、そんなすごさだ。
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