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タケと合宿
2012年01月26日(木)
急いで書かないとタケのいのちに置いてけぼりにされてしまうようで焦っている。とにかく寝ている、一日中、死骸みたいな顔して。前は、つまり数ヵ月前は、何日かにいっぺん、生きてるのかなと心配になって触ってみてたのだ。でも今は一日に何回も、生きてるのか、ほんとに生きてるのかと、あたしが触り、S子が触る。動きもどんどんゆっくりになり、表情もとぼしくなってきておる。食べることだけは忘れない。ぬうっと台所にやって来て、タケ、何をしている、行って座れ、といわれながら、そこに何を見るでもなく、何を考えているようでもなく、ただ、立っている。食べたいのだ。でも何を? といわれてもわからないふうで、タケはそこに立っている。 ゆうべは、さんにんでいっしょに寝た。合宿のようなものであった。ぴーちゃんだけ自分の部屋(とりかごという)で寝た。風邪を引いて以来、あたしは下の部屋で寝ているので(つれあいにうつさないよう)ニコもどうどうとベッドにあがってきていっしょに寝ておる。夜中にはと気がつくとニコがこっちをじーっとみつめていたりする。タケはいつものあたしの仕事部屋とS子の部屋の間か、居間の小さい灯りを常夜灯みたいにつけてある下で、寝ている(どっちにもベッドがある)。でもきのうはタケの新しいベッドを下の部屋に入れてやったら、すなおについてきてそこで一晩中起きずに眠った。二日前は夜の間二度もあたしを起こしにきて、そのたびに起きていって出してやったのである(でも朝、うんこを家の中でもらしてしまった)。朝目が覚めて、まだ犬たちが寝ているのを感じるのはとても楽しい気分だった。
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