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伊藤製作所「豆畑支所」
   
 

父と歳時記

2012年01月22日(日)

父に電話、「ばるとが優勝だ、きょうはいろんな賞金とかもらえるから、おっかさんが見たらよろこぶだろうなあ」といっていた。おとうさんだれが好き? ときくと、「いちばん好きなのは隆の山だ、こんど十両におっこっちゃうけどね」「それから千代大龍ってのがいて、学生のときからこの男はどこまでいくかなあと注目してたんだ、本名がめいげついんとかいうんだ、すごいんだ」「それから稀勢の里とか、琴奨菊とか」、それから平清盛の話になって「でもあれはね、見てるとよくなってくるんだろうけど、今はまだなんだかわかんない。清盛と義朝がきょうそうするんだってよ、そんなばかな話があるかい、めちゃくちゃじゃない」と。じゃーよくわかるように清盛の本送ってあげようかというと、「まーそれはいい」とことわられてしまったが、「あんたに頼みがあるんだけど」という。「俳句の歳時記、いちばん小さいやつでいいから送ってくんない?」と。どうしたの、ときくと、「このごろ新聞で毎日読んでるんだよ、だからさ、おれも作ってみようと思って、文庫でもいいし古本でもいいからさ」と。そんなヤル気を出してくれたのはひっっっさしぶりなので、おとうさんすごーい、おとうさんエラーイ、を連発してその場でワンクリックでAmazonで歳時記を注文したのであった。ほんとは父のところにも、あたしの家にも、ふるい歳時記があるのは知ってるが、それじゃ景気づけにならないだろうと思ってちゃんとしたやつを新品購入にした。

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