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スマホと父
2011年10月12日(水)
こないだ父が、新聞の切り抜きを持ってるから、何かほしいものがあるの? ときくと、いや、こういうのだ、といって見せてくれたのが「女性向けのスマホ」という記事であった。「これ、あんたの誕生日にどうかなと思って」というのだ。で、「おとうさん、たぶん、あたし買ってもらっても使えないし、今のauってとこを替える気もないから、うれしいけど」とていねいに断ったのだが、なんか寂しそうな顔をしていたのが気にかかっていたのだ。そしたらiPhone4Sが売り出され、auからも出るというのを知って、appleなら別である。iPhoneもiPadも、友人が使ってるのを見て、いいなあと思わないでもなかったから、父に電話で(もうこっちに帰ってきていた)「おとうさん、スマホの欲しいのが出たから、誕生日に買ってくれる?」といったら、うれしそうな声で「いいよ」といった。やっぱ、衰えたりといえども父だから、ときどき心配させてやったり、ときどきなんかねだったりするのも必要だなと考えたしだいである。寝たきりの母にはいろんな悩みを話したら寝たきりながらイキイキと相談にのってくれた(役には立たなかった)。父は相談事よりおねだりのほうがうれしがるようだ。その後も父には何回も「まだかい」と催促されたけど、とにかく、ここにいちゃ何にもできない。こんど帰ってから申し込みにいこうと思っていたら、ものすごい予約の数らしい。いったいあたしの分まであるのかどうか、不安である。
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