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異様な乖離
2010年05月26日(水)
金曜日の夜。大阪のホテルで寝そびれてしまったので、漫然とCNNのニュースを見ていました。英語だからそんなにわかるわけじゃないんだけど、しきりに「ユーロ・クライシス」をキャスターが繰り返していました。ユーロ危機。確かにドイツが単独で株の空売り規制をしたりするのは尋常なことではなさそうだなと、感じていました。日本ではギリシャの財政破綻の報道が少ないので「クライシス」という単語を聞きながら、やっぱりそんなんだなあと、ベッドでごろごろしていました。
火曜日に近所のコンビニで買い物をしたら、レジ脇の募金箱に「宮崎県救援」の張り紙がありました。口蹄疫の報道はテレビでは少ないような気がしています。が、既存のメディアよりも、一般の関心はずっと高い感触があります。口蹄疫について言えば、ネット情報のほうがテレビよりもはるかに詳しいのですが、ネット情報が玉石混合。どこまでがほんとうのことで、どこまでが嘘なのか、よく解らないままです。
韓国の哨戒艦が沈没したのが3月の末。北朝鮮の攻撃によるものと発表されるまで時間がありました。これも興味を持っていたニュースでしたが、日本のテレビ報道は少ないと感じています。
で、テレビが報道していることと言えば、民主党の小沢幹事長に絡む「政治と金」の問題。沖縄の普天間基地移転について。それから事業仕分け。どれも重要と言えば重要なテーマではあるのですけれども、なんとなく内容空疎で、ユーロ・クライシス、口蹄疫、朝鮮半島の軍事的緊張に比べると、どうしても関心が薄くなります。テレビのニュースと、自分の関心がこんなに乖離してしまっていることは、珍しいくらいです。テレビの「ニュース」が「オールド」に感じられてしまっているのです。
自分の興味関心とテレビ報道の間にある異様な乖離はいったい何を意味しているのでしょうか?なんだか奇妙なことが起きている気がしています。
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