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人気のセ、実力のパ
2009年08月21日(金)
民主300議席に迫る勢いという選挙報道を見ていて「人気のセ、実力のパ」という言葉があったのを思い出しました。巨人軍が常勝していた時代のプロ野球を評した言葉です。人気があるのは常に巨人軍が勝つセ・リーグ。しかし、実力があるのは各々のチームが競い合うパ・リーグ。野球にそれほど詳しくない私はそう聞いていました。
今、思えば、巨人軍常勝時代は自民党の登り坂時代でした。あるチームが常に勝っていれば、あまり野球を知らない人でも常勝チームのファンでいられるというわけです。ほんとうにおもしろい野球の試合が見たい人にとっては、飛びぬけて強いチームがあるのは「退屈でしかない」ということになるでしょう。
小選挙区制が導入されたとき、日本のいずれ2大政党の時代が来ると聞かされました。以前の中選挙区制ではなかなか2大政党にはならないのだそうです。だから、今度の選挙で自民党大敗で、民主党が政権与党になったとしても、そんなに驚くことはないのでしょう。小選挙区制という制度が機能していることを示しているのでしょう。それがどう野球に結びつくかと言えば、巨人常勝のセ・リーグ人気時代が終わって実力のパ・リーグ時代が来るみたいなもんだなあと、思ったからでした。 もっともスポーツの世界のほうがずっと進んでいて、常勝チームのないサッカーのJリーグ人気が野球の人気に優るところが出てきたのは、もう20年くらい前でした。それから細川内閣が出来て、村山内閣が出来て、さらに小泉人気と考えると、もうずっと前に2大政党の時代は始まっちゃっているとも言えるのでしょう。
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