中沢けい公式サイト 豆畑の友
ホーム プロフィール・著作リスト 中沢けいへの100の質問 中沢けいコラム「豆の葉」 お問い合わせ
中沢けいコラム「豆の葉」
   
 

壊れる壊れる

2009年02月15日(日)

 家のなかにもののけがいるんじゃないかと思いたくなるほど、散らかることがあります。もののけはほんとうにいるのかもしれません。

 退院してきてから、ものが壊れる。壊れる。身代わりになっているみたいにいろんなものが壊れました。まず洗濯機。これは11月ごろからエラー表示がでて洗濯が途中で止まってしまうのです。1月に修理依頼いしたんですけど、まだ修理屋さんが来ないの。もう一度、修理依頼をしなおさなくちゃ駄目みたい。

 急須の蓋が真っ二つに割れました。これは退院した日のこと。洗っていたら、真っ二つになっちゃったんです。それから、ガラスのポットの底が抜けました。割れなかったけど、お茶がどんどん漏ってしまって使い物になりません。さらには私の部屋の時計が止まっちゃいました。電池を入れ替えたんだけど、ぜんぜん動かない。ドイツ製の安い時計だから20年も使ったら寿命なのかもしれません。

 なんでこんなに次から次へと壊れるのだろうと不思議になるくらいです。時計は昨日、新しいのを買ってきました。日本標準時を自動で受信するという時計で、ちくたくちくたくという音がしません。いつのまにか時計屋さんって少なくなっちゃったのはどういうわけでしょうねえ?携帯とかパソコンとかそういう機器で時計の役割も持たせちゃっているのでしょうか? 2年ほど前にいつも使っている時計を修理にださなければならなくて、修理から戻るまでの間の合わせで腕時計を買おうと思ったら、街から安売りの腕時計が消えているのに気づいて困ったことがありました。

 それにしてもここ2週間は「壊れる壊れる」です。なんだか電気釜の怪しい動き方をしています。これって家の中のもののけが身代わりになってくれているみたいな気がします。もしそうなら、ふだん、家の中を散らかすくらいのいたづらは大目に見てあげてもいいんだけどなあ。

↓前の日記 / 次の日記↑

   
談話室 リンク集「豆の茎」 メルマガ「豆蔵通信」 サイトマップ