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中沢けいコラム「豆の葉」
   
 

じゅんさい

2008年08月27日(水)

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 じゅんさいを一生食べなくても、損をしたとは思わないだろうなあと、なぜか、食べる度に考える。ところが食べてみると妙においしい。一生食べなくても損をしたとは思わないのに、食べるとおいしいから、では「すごく得をした」という気分になるかというと、そうでもないのに「また食べたい」と思っている。じゅんさいはそういう複雑な味の食べ物。

 池に生える水草の芽。つるつるしたゼラチン質に包まれている。このゼラチン質が曲者で、あっさりした味なのに、なぜか動物を思わせる。おたまじゃくの卵とか、そういうやつ。今までは三杯酢で食べていたけれども、白味噌のお出汁の実にするとおいしいことを発見しました。

 ネットでレシピを調べてみると、じゅんさい鍋というのがありました。はて鍋?とは。鍋にするとどんな味がするのでしょうか?それからじゅんさいの天麩羅。あのゼラチン質も天麩羅になるのかしら?そのうち、手がすいたときに試してみましょう。

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