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中沢けいコラム「豆の葉」
   
 

私の曇っている左側

2008年07月09日(水)

 左側の目の網膜に故障があるのがわかったのは去年の今頃でした。で、それ以来、私は左側が曇っていることを意識するようになりました。あと、眼鏡にも少しなれたみたいです。でも眼鏡をかけても、私の左側は曇っています。

 正確に言うと曇っているというよりも、ものの輪郭がぼやけています。輪郭がぼやけているので、もの全体が少し遠くにあるように見えます。ですから、片目だけで、見ると左側だけで見る時と右側だけで見る時では、物と私の間の距離が違うように見えます。左側は輪郭が曇るだけではなく、物が幾分、小さく見えるので、それだけ遠く見えます。そのほかに左側の視界で顕著なのは光が散乱して見えることです。裸眼だと信号の光がまるで打ち上げ花火のようにぱっと散っています。光の散乱は眼鏡を用いるとだいぶ楽になります。

 疲労しているときは、この左側の不思議な見え方はひどく顕著になります。ところが、本を読むことに集中するとだんだん文字が見えてくるというへんてこりんな現象もあり、その時は右よりも左のほうがくっきりと見えているのです。これはいったいどうしたことでしょう?こうした左の目の故障の原因はわかりません。

 そんなわけで右は近視になってしまいました。で、その近視の眼鏡を作った時に、しばらくしたら眼鏡の度の修正がいりますと眼鏡屋さんに言われていました。ああ、またそろそろ眼鏡屋さんに行かなくちゃ。

 左側が曇って見えるようになってから、案外、片目だけ故障を抱えている人も多いことをしりました。ある人の旦那さんはやはり50代から原因不明のまま、片目だけ視力が落ちたということでした。困るのは目の疲労から突然、思いがけないときに眠気に襲われることです。眼鏡ともう少し上手に付き合うようにしたら、この眠気の発作を抑えることができるそうです。

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