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中沢けいコラム「豆の葉」
   
 

副都心線

2008年07月08日(火)

 副都心線が開通した。で、有楽町線が成増始発だった頃が懐かしい。このときは便利になったという実感があった。それまでは東武東上線しか利用できなかったので、都心へ行く地下鉄はありがたかった。しかも始発駅。だからいつも座れる電車だった。

 ところが副都心線はあまりありがたくない。有楽町線一本の時は乗り換えなかればならなかった渋谷や新宿に一本で行けるということで理屈としては便利になったのだけれどもである。なぜか「渋谷」行きばかりが来る時間帯がある。「渋谷」行きの場合、有楽町線を利用するには小竹向原で乗り換えなければならない。その小竹向原でも「渋谷」行きばかりが来ることがある。

 小竹向原には有楽町線と西武線それに副都心線が乗り入れているので、かなり複雑なことになっている。そのため、混乱が生じているのは読売新聞の報じていた。

 さらに準急へ急行ができて、もよりの成増駅を通過する電車がある。正直言って、こんなに複雑になって事故がおきたりしないかしら?と心配になってくる。まだ慣れないから、混乱したり、電車の遅れが出たりするのだという人もいるけれども、慣れてきた頃に事故が起きたりしないかしら?

 秋山駿さんと麹町から電車に乗ろうとしたときも、所沢で起きた事故の影響で、電車は大幅に遅れていた。で、秋山さんが「お酒が飲める頃にな、この電車があったら便利だったな」とおしゃったので、思わず「そう、そう」と頷いてしまった。確かに新宿でお酒を飲むには便利な電車である。でも、今はお酒を飲む閑もない。副都心線が開通したおかげで今までよりも家を少し早くでなければならなくなったので、なおさら閑が削られている。やれやれ。

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