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中沢けいコラム「豆の葉」
   
 

カンジャンケジャン

2007年09月21日(金)

 ソウルへは骨董を買いに行こうという城戸朱理さんのお誘いでした。城戸さんほか、何人かと「無弦琴の会」というのをやっていて、骨董を買うのを楽しみにしています。そのうちに無弦琴の会のブログを作ろうという話も出ていますが、いまのところ、この会のもっとも詳しい報告は、城戸朱理さんのブログにあります。興味のある方は除いて見て下さい。城戸さんのブログのアドレスはリンク集にあります。

 で、骨董の報告は私がデジカメのいじり方を修得してからに譲って、今日はカンジャンケジャンの話。ケジャンというとまっかなニョクマム(薬味)ケジャンがすぐ浮かびますが、今回、食べたのは渡蟹をお醤油に似たカンジャンにつけたカンジャンケジャン。蟹みそがたっぷり入った5月の渡蟹を急速冷凍したものだそうです。これがうまいの、なんのって、朝ごはんを食べていると、突然、舌がそのうまさを思い出すおいしさでした。あまりのうまさに骨董なんてもういいや!と口走る始末。ああ、また食べたいカンジャンケジャンです。日本人にはニョクマムケジャンよりもカンジャンケジャンのほうが合っているのではないでしょうか?もっとも日本の市場ではニョクマムケジャンは見かけてもカンジャンケジャンはあまり見かけませんから保存が難しいのかもしれません。蟹をばりばり食べる醍醐味と、お刺身的はおいしさが合体していました。

 以前、東大門の近くに泊まったときも、ユン・デニョン氏が「これはあんまりだ」と呆れて、もう少しましなホテルを紹介しようかと言ってくれましたが、今回もまたまたユン・デニョン氏を心配させてしまったみたいです。東大門市場の近くにホテルをとったのは、ひたすら鶏の丸ごと鍋であるタッカマリを食べたかったからなのです。タッカマリで有名な店が近くにあるという理由です。しかし、次にソウルに行くときは、カンジャンケジャンのお店の近くに良いホテルを捜したくなりました。そうそう、城戸さんのブログにはカンジャンケジャンの写真もあります。私は写真をとるなんて余裕もなくひたすら「おいしい!おいしい!」と食べるだけでした(笑)

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