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中沢けいコラム「豆の葉」
   
 

定番プレゼント

2004年10月08日(金)

 男の子は8歳か9歳くらいになるとグローブとバットをプレゼントしてもらうのが定番という時代がありました。

 もうひとつの定番は大学に入学するか社会人になると万年筆、時計、革靴というのが定番プレゼントでした。前の国土交通大臣が大臣が最初に大臣に就任した時「親父がゆうべから靴買ってやろうかなんてうるさくて」とインタビューに答えていました。石原都知事も万年筆、時計、革靴が定番時代の人なのですね。

 都知事が国土交通大臣をつかまえて「ノブテル、ノブテル」と名前を呼び捨てと言うのも珍しい光景ですが、誰かが何かを言ったのか、ある時期から「ノブテル君、ノブテル君」と言っていました。ううん、「君」がついたほうがなんだか違和感がありました。

 万年筆はパソコンに、時計は携帯電話に変わりました。そして今の大学生は革靴を履いて登校する学生はほとんどいません。たいていスニーカーとかジョギングシューズなどです。ライブドアの社長がTシャツを着ているくらいですから、そのうち、社会人になっても革靴は必要なくなってしまうかもしれません。

 はてさて私の孫の代になったら、いったいプレゼントの定番はなにになっているのでしょうか?

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