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中沢けいコラム「豆の葉」
   
 

から馬

2007年06月09日(土)

 今日で東京競馬場の競馬は終わり。来週からは函館、阪神です。東京競馬場の入り口(西門)で函館の宣伝をしていました。おめあてのレースは東京ハイジャンプ。障害競争です。知人と待ち合わせて4レースのパドックを覗いて馬券を買い、馬場のほうへ出てみると、あれ? あれ? なんとから馬が一頭、返し馬に混じって走ってゆくではありませんか。あとから騎手も走って行く。おや、おやです。馬が走って行ったあとだと、人間が小さく見えること。

 で、おじさんが野太い声で野次を飛ばしてました。
「がんばれ!東京競馬場の直線は長いぞ!」
 そりゃ、そうでしょう。もちろん人間の足では馬に追いつくはずもなく、騎手は走ってきた救護車に乗せてもらっていました。から馬で走っていったほうの馬も無事。障害レースは落馬がかなり出ることがありますが、障害の前の平地競馬のレース前に落馬ってのは珍しいことがあるものです。

 今日は珍しいことがもうひとつ。万馬券とっちゃった。と言っても100円馬券ですけど。枠で買った万馬券ということじたいがかなり珍しいと言えば珍しいのです。昨今は馬連とか三連単とか万馬券どころか百万馬券も珍しくはないのですが、私は万馬券は初めて。へへへ(笑)なんとなくね、一番人気が信用できなかったのでばらした馬券を買っていたのでした。言うなれば保険の勝利。

 で、障害レース。障害に出る馬は平地競馬の馬よりも年をとっています。今日のレースに最年長は10歳。人間だったら40歳くらいの馬でした。で、若い馬できれいな馬がいて、とっても気になっていたのですが、あんまり早くはありませんでした。5歳だからこれからまだ走るでしょう。例によって(?)一頭、騎手が落馬して馬がいて、から馬のまま、ちゃんと障害を飛んでいました。空が曇って、時折、雨粒もぽつぽつ落ちるお天気だったせいか黒鹿毛の馬が妙にきれいに見える日でした。

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