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落ち葉の匂い
2006年11月03日(金)
いつもは寝ぼ助の娘が朝早くに支度をして出かけて行きました。なんでも仙台へ紅葉を見に行くのだそうです。ここのところ、毎年、秋が来るのが遅くなっていますが、11月になるとさすがに寒くなってきます。飯田橋あたりでも、毛糸のマフラーをした人の姿を多く見かけるようになりました。
デパートなどのショーウィンドーを見ていると、けっこうデコラティーブなファッションが流行っているみたいで、網タイツなんかがかなり出回っています。こういうのって流行っているときしか買えないので、今年は余分に買っておこうかしら?25年ほど前にパリに旅行したときも、網タイツが流行していたのですが、東京に戻ってみるとほとんど売ってませんでした。そういうものを東京の女性も身につけるようになったというのか、それとも流行に時差がなくなったというのかどちらなのだろうと足の装飾を眺めています。いや、落ち葉の匂いの話を書こうと思っていたのに、話がそれてしまいました。
網タイツの話にそれてしまったついでに、思い出したことをひとつ。若い女性が網タイツをはいているのを見ると「昔の年上の女の人は意地悪だったねえ」とついつい昔を思い出してしまいます。ちょっと色っぽい服装をしたり、変わった身なりをするとじろりとした目で眺めて皮肉っぽいこ言葉を投げかけてきたりしたものです。ああいう意地悪な感覚って、なんだったのかしら?あんな目で眺められたら、デコラティブなおしゃれなんて出来たものではありません。そういう意地悪がなくなって良かったなあって思います。
そうそう落ち葉の匂いの話。飯田橋から市谷に続く外堀の土手を夜、歩くと桜の落ち葉の匂いがします。春の花の時にはそれほど匂うということがない桜ですが、秋の落ち葉の季節にはほんとうによく匂います。桜餅のあの葉っぱの匂いです。この匂いに包まれると桜餅になった気分(笑)昼間の人通りの多い時にもきっと匂っているのでしょうけれども、夜8時を過ぎて人が少なくなった土手は、闇が甘く匂っています。
緑色のコートに青い裏地を付けたものを注文しました。隠しのポケットを入れてもらって、名前の刺繍も入れてもらいました。もうすぐ出来上がってくるはず。注文服なんて作る人は少なくなってしまいましたが、ポレタ・ポルテよりも、なんとなく出来上がるまでの時間が楽しみです。
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