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皇太子殿下のお届けもの
2006年08月07日(月)
いつもの花屋さんへ行きました。先週、買った越後津南町の百合の花が全部咲いて、散ったので、新しいお花を買いに行ったのです。すると花屋さんの御夫婦が、なにやら、「へえ」とか「さあ、どうしようか」とか話をしていました。「なに?なに?なに?」と野次馬根性で事情を聞いてみると、皇太子殿下からのお届けものの注文がほかの花屋さんからまわってきたとのことでした。
お花は近くの花屋さんから届けてもらったほうがきれいなので、私たちも花束やバスケットなどを届ける時も花屋さんから花屋さんに連絡を入れてもらって届けることはよくあります。だから皇太子殿下も同じことをしても不思議ではありませんが、やっぱり、なんかどれどれ、どんなお花を届けるのかな?って気になります。
お届けものはどうやら新盆のお供えのお花のようです。白い菊を竹篭に縦50センチ横65センチにに挿して、中央に「皇太子殿下」という木札を建てるというのが図で示してある注文書を見せてもらいました。木札の サイズまで指定があったので、花屋さんは木を切ってトノコで磨きをかけてました。これで「皇太子殿下」の文字がしょぼかったら、情けないということで、お習字を習っている奥さんが文字を書くということでした。 「こんな字書いたことがないから、練習しなくちゃ」 ですって。
いろんなところにお届けものをするのに、違いがあってはまずいということなのでしょうか?頼むほうも頼まれるほうも「なに、なに、なに」です。 花屋さんは「これじゃあ、詰まんない」って言いながら指定どおりの花かごを作っていました。詰まんなくても、あっちのほうが大きかったとか、花の選び方がいいとか悪いとか、物議をかもすよりいいのでしょう。「有職故実」なんかもあるのかもしれません。
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